DeFiの第一人者アンドレ・クロンジェ氏が業界から離れる

defi_139016368_s.jpg

 DeFi(分散型金融)の第一人者として知られ、ヤーン・ファイナンス(YFI)の創業者のアンドレ・クロンジェ氏が、DeFi業界から引退したことが分かった。同氏に近い協力者の1人がツイッターで明らかにした。このニュースを受け、クロンジェ氏が関わっていたプロトコルのトークン複数が急落。しかし一部はすでに回復している。

 クロンジェ氏の引退発表は6日に行われ、UTC(協定世界時)7日10時25分時点でKeep3r(KP3R)は24時間で16%下落した一方、ソリッドリィ(SOLID)は欧州時間6日夜に大きく回復して同じ期間に9.4%上昇した。

 この2つのトークンは過去7日間でそれぞれ33%と86%下落している。

 いずれのプロジェクトも、クロンジェ氏がここ数カ月間広く取り組んでいたものだ。

 一方、クロンジェ氏の多くのプロトコルを基盤としているファントム・ブロックチェーンのネイティブトークンで、より大規模なトークンであるファントム(FTM)は24時間で7%、7日間で12%下落し、UTC10時25分時点で1FTM=1.4ドルとなっている。

 クロンジェ氏がDeFi開発の世界を離れると確認されたことは、注意を払っていた人々にとっては全くの驚きというわけではなかった。

 クロンジェ氏は先週リンクトインのプロフィールを更新し、ファントム財団のテクニカル・アドバイザーを務めていないことを明らかにしていた。クロンジェ氏の現在のプロフィールは、同氏が22年2月時点でフリーランスのDeFi開発者としての仕事を辞めたことを示唆している。

 リンクトインの詳細の更新に加え、クロンジェ氏は自身のツイッターアカウントも削除している。

 クロンジェ氏がDeFiを離れるという発表は、複数のDeFiプロジェクトでクロンジェ氏と密接に協力していたアントン・ネル氏が行った。ネル氏もまたこの分野を離れる。

 ネル氏はその後のツイートで、「以前の『DeFiの構築は最悪だ』という怒りでの離脱とは異なり、プロジェクトのリリースで受けたヘイトへの反射的な対応ではなく、長い時間をかけて決めたことだ。この数年間私たちをサポートしてくれた全ての人々に感謝する」と付け加えた。

 ソラナ・ラボの共同創業者であるアントニー・ヤコベンコ氏といった暗号資産及びDeFiコミュニティの主要人物はこのニュースに対し、「問題ではない」と述べた。

 注目すべきことに、クロンジェ氏が一時的にこの分野から消えるのはこれが初めてではない。同氏は以前、DeFiへの関与から数カ月間離れたことがある。複数の報道によると、同氏は20年、コミュニティに対する不満からヤーン・ファイナンスもDeFiも辞めると発言した。

 クロンジェ氏は、イーサリアム(ETH)上に構築されたオリジナルのDeFiプロトコルの1つであるヤーン・ファイナンスの製作者として有名になった。同氏はその後、ファントム・ブロックチェーン上の複数の他のプロジェクトに関わった。アントン・ネル氏は同氏のパートナーでファントム財団のシニア・ソリューション・アーキテクトだった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/fantom-other-defi-tokens-shaken-as-top-defi-developer-andre-cronje-quits.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて