未開拓市場のターニングポイント

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 グレーマーケットという言葉は、薄暗い路地で悪辣な人々が現金をやり取りしているというイメージを想起させるかもしれない。実際には、伝統的な決済システム内で取引するだけの資金力がない人々にとって、グレーマーケットは残念ながら欠かせないものになっている。これらの非公式な送金手段は、決済の匿名性に関する懸念から規制当局に批判されることも多い。しかし、手ごろな代替手段がなければ、経済的なライフラインを必要とする人々はたとえリスクがあってもこれらの非公式な手段に頼ることになる。

 「グレーマーケット」を「未開拓市場」と捉え直すことで、放置されたコミュニティに実行可能なリソースを提供し、非公式な決済を公式で安全なものにする機会が開ける。COVID-19にまつわる困難によって未開拓市場への圧力は強まっている。また、デジタル化の強みは、完全に規制されたシステムを通じて同じ信頼性と安さというメリットを備えた代替手段を提供することに大きな価値を見出している決済企業にとっての加速剤となっている。

●未開拓市場の基礎知識

 決済事業の運営には多くの費用がかかり、未開拓市場はよりアクセスしやすい代替手段へのニーズを満たすために主流のサービスの周辺で成長してきた。これらの市場は長く豊かな歴史を持ち、非公式な手段が完全に透明な国際決済に代わる唯一の安価な選択肢である場合もある。

 規制当局が非公式な価値移転システムや匿名性に伴うリスクを精査するのは当然だが、送金に依存している個人やコミュニティが安価で適合した道を進むのはもっともなことだ。

●非公式なライフライン

 これらの非伝統的な決済手段は、公式な送金の資本銀行要件を満たすのが困難な銀行口座を持たない人々を引き付けることが多い。重要なことに、銀行口座を持たない個人の数は膨大で、世界銀行のデータによると現在17億人の成人が銀行口座を持っていないという。

 非伝統的な決済手段の有名な一例がハワラだ。この決済手法は、世界中で活動している友人や家族といった信頼できる人脈の広大なネットワークに依存しており、費用のかかる伝統的な取引で多額の資金を失うことなく、国家間で直接現金をやり取りして送金を行うことができる。

 現在、未開拓市場は特に南アジアと東南アジア、中東に広がっている。現在のミャンマーのように不当な強制下にある市場では、これが不可欠なライフラインになり得る。

●金融機関にとっての外国為替の代替物

 重要なことに、これらの未規制の資金の流れは必ずしも違法な事業ではない。場合によっては完全な認可を取得した運営者が提供し、他のより主流な手段よりも流動性が高いということもあり得る。

 実際、より安価な代替手段やより安い外国為替レートを求めて有名な金融ブランドや企業がグレーマーケットを使うこともある。複数のブランドが未開拓市場チームを運営しているという話もある。

 もちろん、これらの取引にリスクがないわけではない。これまでは多くの消費者や一部の機関にとってメリットがリスクを上回っていたが、決済が完了しなかったり、グレーマーケットでの取引の結果、金融機関に資金を凍結されたという事例もある。

●圧力を受ける未開拓市場

 未開拓市場の業者を利用することの当然のリスクの他に、デジタル化とCOVID-19という2つの急速な力からこれらの経路への圧力が高まっている。

 パンデミック前でも、携帯電話やブロックチェーンといった規制を受けたデジタル決済手段の進歩によって、国際送金はより簡便で安価になりつつあった。この簡便さと普遍性によって、未開拓市場の取引量は既に縮小し始めていた。

 パンデミックが始まって以来、移動や直接会うことが制限されたためにこの取引量はさらに影響を受けている可能性が高い。直接会って現金をやり取りする安全で簡便な手段がなければ、グレーマーケットのネットワークの非公式な部分は機能できない。

●グレーマーケットに取って代わることでリップルが決済のリスクを取り除く

 速度、透明性、信頼性、費用、資本要件の低減、成長の機会が組み合わさることで、リップルは決済ネットワークのリップルネットを通じて既に他の多くの決済ソリューションの魅力的な代替手段となっている。しかし、通常未開拓市場で活動している決済事業者に対し、世界中の他の高品質で認可を受け規制されたパートナーとつながる効率的で合法的な手段をリップルネットが提供していることは、極めて重要だ。

 リップルネットは、即時取引、競争力の高い外国為替レート、最初から最後までの完全な透明性を実現しつつ、運転資金を解放し流動性の問題の解決に役立つ。これら全てが一体となって、新たな決済パートナーとつながる迅速な手段を提供しつつ送金を即座にデジタル化し近代化する、規制された国際決済ソリューションが提供される。

 規制当局が監視を強化し送金事業から撤退する伝統的な銀行が増加する中、リップルを利用する業者は、事業を多様化しそのリスクを回避することができる。

 未開拓市場に合法的な決済ソリューションを導入する方法については、リップルに問い合わせてほしい。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ripple.com/insights/a-turning-point-to-underserved-markets/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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