ビットコインと暗号資産マイニング、中南米の水力発電が後押し

CostaRica33262438_s.jpg

 ビットコイン(BTC)や暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)の未来は、石炭とアジアから水力発電と中南米地域へと移行するかもしれない。コスタリカの発電所は、現在「数百台」のマイニング機器に電力を供給している。

 中南米諸国では暗号資産マイニングはまだ非常にニッチな産業ではあるが、21年に中国で機器の停止を命じられ、カザフスタン、ジョージア、コソボ、アブハジア、ロシアなどの東欧および中央アジア地域で深刻な混乱に直面しているマイナーにとっては、状況は急速に変化している。

 ビットコインも環境活動家から炭素集約型であると非難され、汚染者であるというレッテルを貼られている。

 しかし、この状況は変わりつつあるようだ。ロイターの報道によると、「150の顧客からの650台以上の機器」が、ポアス川付近の水力発電所から電力供給を受けている「8つのコンテナでノンストップで稼働している」という。

 この発電所は、エドゥアルド・クーパー氏が経営する水力発電会社が所有しており、同氏の家族はこの発電所の敷地内でデータセンターCRという会社を運営している。ロイターによると、この会社は1350万ドル相当の規模がある3つの発電所を所有しており、合計3メガワットの発電能力を有している。

 クーパー氏は、自社の電力を30年間にわたり送電網に売電していた。しかし、新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的流行)が起こり、「電力が余っている」という理由で「政府が電力を買わなくなった」ため、事業の「改革」を迫られることになったという。

 同氏は、「9カ月間も活動を停止しなければならなかったが、ちょうど1年前にビットコイン、ブロックチェーン、デジタルマイニングについて知った。最初は非常に懐疑的ではあったが、このビジネスは多くのエネルギーを消費することが分かり、私たちには余った電力がある」と語った。

 最初の懐疑心はすぐに熱意に変わったようで、データセンターCRはマイニングホスティングイノベーションに50万ドルを投資。

 クーパー氏は「国際的な暗号資産マイナーは、クリーンで安価なエネルギーと安定したインターネット接続を求めており、コスタリカはそれを十分に有している」と主張している。

 国立エネルギー管理センターのデータ(12月にTicoNewsが報道)によると、コスタリカではエネルギーのほとんどすべてが再生可能資源から生産されており、そのうち約72%が水力発電によって作られている。

 クーパー氏は、同氏に続いて国も「さらに積極的に暗号資産マイニング事業を誘致する」ようアドバイスしている。

 パラグアイでは、上院が暗号資産マイニング部門の合法化および規制を求め、国の水力発電による余剰電力を暗号資産マイニングのための電力に変換することを目指す法案を可決。

 エルサルバドルでは、政府が火山熱を利用したビットコインマイニングプロジェクト「volcanode」に着手している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-crypto-mining-gets-another-latin-american-hydroelectric-power-boost.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて