ウルグアイ初のBTCとBNB用ATMが人気に、「最初の数時間で1000件の取引」

ウルグアイ初の暗号資産(仮想通貨)ATMは登場までに長い時間を要したかもしれないが、すぐに人気になったことが証明された。報道によると、この装置は7日に顧客へのサービスを開始し、最初の数時間で1000件超の暗号資産取引が処理されたという。
報道機関のEFE(ホラ・ニュースが掲載)によると、この装置はマルドナド県南東部のプンタ・デル・エステ市で7日に正式にサービスを開始した。
このATMの設置者は、地元暗号資産企業でトークン運営会社であるインビエルトと、ウルビットという企業だ。この装置は法定通貨、ビットコイン(BTC)、バイナンスコイン(BNB)に対応している。ウルビットはこの装置のローンチについて、バイナンスのバイナンス・ウルグアイとも協力している。
ウルグアイのアルゼンチン駐在大使であるカルロス・エンシコ氏を含む要人がオープニングセレモニーに出席した。イベントの写真では、この装置の周りに群衆が集まっている。
同市は主要な観光拠点であり、国内外の旅行者が主なターゲットになる可能性が高いようだ。
このATMに関わる企業らは、これは「完全にウルグアイで開発された」と述べ、首都モンテビデオや南西部のコロニア、他の主要人気観光地への拡大を視野に「マルドナド県内でのネットワーク拡大を目指す」とした。
インビエルトのアドルフォ・ヴァレラCEO(最高経営責任者)は次のように述べた。
「ウルグアイは国際的な暗号資産拠点に必要とされる条件を満たし、同技術のラテンアメリカ地域への入口になる可能性がある」
同国では暗号資産の採用が増々ホットな話題になっており、21年には規制当局の国税庁が、暗号資産は不動産市場で取り扱われる可能性があると示唆している。
同規制当局は、購入者が不動産の代金を暗号資産で支払う取引において、暗号資産は「無形動産」として利用できると述べた。
しかし、同国政府が抑制のない暗号資産分野の成長を許可しないことを示す兆候もある。ウルグアイ中央銀行は21年から暗号資産規制の「行動計画」に注力している。
同行は1月、この計画の完全な策定が近付いていると示唆し、政策諮問書に「(暗号資産に関する)事象とその規制上の考慮事項にさらなる確実性と明確性を与える必要があると考えている」と記した。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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