メタ(旧フェイスブック)のデジタルウォレット「Novi」の責任者が退任

diem_173017619_s.jpg

 メタ(旧フェイスブック)は、ブロックチェーンの代表でDiem(旧リブラ)計画の共同製作者であるデイビット・マーカス氏が退任し、暗号資産(仮想通貨)計画への新たな打撃に苦しんでいる。

 マーカス氏は辞任を決意することは「難しかった」としながらも、「毎朝、起業家のとしてのDNAが刺激され、無視し続けることはできなかった」とツイッターに投稿している。

 後継者はアップワークの前CEO(最高経営責任者)ステファン・カスリエル氏であると記載し、次のように付け加えた。

 「(カスリエル氏の)指揮のもと、(私のチームが)重要な任務を遂行し続けると思うと安心だ。外からそれを目撃するのが待ち遠しい。この先に偉業があるのは間違いない」

 一方、カスリエル氏は「素晴らしいNoviのチームを指揮できる機会を光栄に思い、より多くの人やビジネスが金融システムやデジタル経済にアクセスできる製品やサービスを作り続けることを楽しみにしている」とツイートした。

 マーカス氏の離職は「ほろ苦い」瞬間で、マーカス氏が去るのを「見るのは悲しく、彼の統率力とノビの新責任者として私を信じてくれたことに感謝している」とカスリエル氏は付け加えた。

 マーカス氏はペイパルで出世した後、14年にメタの設立者かつCEOのマーク・ザッカーバーグ氏に雇われた。最初、マーカス氏はフェイスブブックのアプリであるメッセンジャーを管理し、18年に当時リブラ(後にDiemに改名)と名付けられた世界的ステーブルコイン計画のローンチに先立ち、ブロックチェーンの責任者に任命された。

 マーカス氏とザッカーバーグ氏は同社の計画を説明するために、ワシントンの立法府議員の前に引きずり出され、1年後、トークンのローンチ計画を根本的に見直さざるを得なかった。

 ここ数カ月、マーカス氏はNoviウォレット計画を率いてた。フェイスブックの「メタ」へのブランド再生に続き、メタの最近のメタバースへの戦略変更で、Diem計画の正確な役割がいくぶん不明瞭になった。

 メタは内部告発者の多数の暴露、18年のケンブリッジ・アナリティカ社のスキャンダル、1月6日にキャピトル・ヒルで起きた暴動における同社の役割を含む「論争の泥沼にはまり、近年幹部の離職が相次いでいる」とワシントン・ポストは指摘している。

 「メタの暗号資産」計画は失敗に終わる、とレディットのある投稿者は主張している。Diemは「まだ始まってもおらず」、メタは「すでに崩壊している」と述べる人もいる。

 一方、フェイスブック、メタ、Diem、リブラ、Noviなど「ごちゃ混ぜになった(ブランドや会社の)名前」が、「同社の内部関係者にさえ、紛らわしくなっている」とニューヨーク・タイムズは報じている。

 ザッカーバーグ氏とマーカス氏は「暗号資産に関して取るべき方向性で意見が合わなかった」可能性があると楽観的なレディッターは推測し、以下のように付け加えた。

 「そういった意味では、これで(おそらく)間違った方向性が変わっていくことを望む」

 しかし、一時は壮大であったDiemの野望は過去のものとして追いやられていることがザッカーバーグ氏のコメントから分かる。この件についてのマーカス氏のFacebookの投稿に、メタの責任者は次のように記載している。

 「あなたの指揮なしではDiemで大きなことをやってのけることはできなかった。メタを大きな賭けができる場所にしてくれたことを感謝している。素晴らしいチームを作り上げてくれた。一緒に働けなくなって寂しいが、今後ステファンがチームを指揮し、共に働けることを楽しみにしている」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/meta-loses-its-crypto-chief-as-head-of-novi-wallet-david-marcus-steps-aside.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて