イートロ、規制上の問題から米国でADAとTRXの上場廃止

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 イートロは、米国でカルダノ(ADA)とトロン(TRX)の新たなポジションを構築することができなくなったと発表した。声明は11月23日に公式ウェブサイトで公開された。イートロがカルダノとトロンの対応を停止したことにより、米国ユーザーは両通貨のステーキング報酬を受け取ることもできなくなる。

 この対応は12月26日から実施され、両通貨のステーキングは12月31日に終了する。声明では、今回の対応は規制環境における「事業関連」の考慮によるものと説明している。

 カルダノおよびトロンの既存のポジションを保有することは可能だが、新規ポジションを開設することはできなくなる。しかし、トークンの売却やトークンを清算して現金を受け取ることは可能だ。ユーザーおよび契約者へのステーキング報酬の付与は22年1月15日が最終となる。

 イートロは顧客に対し、カルダノとトロンをイートロの暗号資産(仮想通貨)ウォレットで保管できるようにするためにアップロードを行うと約束している。アップグレードは22年初頭に発表できるだろうとした。ただし、カルダノとトロンを含む「スマートポートフォリオ」に投資を行っている場合は、ユーザーの個人ポートフォリオのオープンポジションに変換されると説明している。

 カルダノは規制問題とは無縁とされていただけに、イスラエルのソーシャルトレーディングおよびマルチアセット証券会社であるイートロの突然の動きはユーザーを驚かせた。現在米SEC(証券取引委員会)による訴訟で係争中のXRP(XRP)や、プライバシー保護技術をもち、不正行為に悪用されやすいと考えられているモネロ(XMR)などの通貨は、暗号資産業界の中で規制当局から非常に厳しい調査を受けている。

 カルダノはここ1年で急騰し、時価総額でトップ10位に入る暗号資産の1つとなった。カルダノ創始者のチャールズ・ホスキンソン氏は、デジタル資産の監視技術を手がけるCoinfirmとの提供を発表している。このパートナーシップの中で、マネーロンダリグ対策などの問題に対処する体制を構築していくという。

 今回公式ウェブサイトに掲載された声明では、このニュースを聞いたユーザーが抱くであろうすべての疑問に対応している。保有資金の売却方法、売却できない場合の対処法、保有資産の暗号資産ウォレットへの移行に関する詳細など、徹底的に回答している。

 イートロがカルダノとトロンの取り扱いを停止するに至った理由はまだ明らかになっていないが、複数のブロックチェーン関連企業がSECからの厳しい圧力に耐えていることは事実である。最近の例としては、コインベースがSECから起訴の警告を受けたことで、暗号資産レンディング計画を中止しなければならなかったことが挙げられる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coinspeaker.com/etoro-delists-cardano-tron-us-users/

This story originally appeared on Coinspeaker.

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