米上院「懸念」を表明、ステーブルコイン発行体からの返答を要求

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 ステーブルコインは米政策立案者からの攻撃に直面しているが、米上院がこれに加わった。ステーブルコインを監査するために使用される専門用語の「一貫性」について委員長が「重大な懸念」を表明した。

 民主党上院議員で銀行、住宅、都市に関する上院委員会の委員長であるシェロッド・ブラウン氏は、USDコイン(USDC)立案者であるサークル社に公式の書簡を送った。同様の書簡はコインベース、ジェミニ、PAXの発行体でもあるパクソス、バイナンスUS、センター(サークルとコインベースの共同コンソーシアム)にも送付された。

 書簡には多くの依頼が記載されてあった。サークル社への書簡は以下のような内容だった。

 「顧客が米ドルで入手できるUSDCの基本的な、購入・交換・発行の処理過程を説明してください。その回答で、同処理に携わる、また完了するために関連する制限・資格について説明してください」

 テザー(USDT)の発行体であるテザー社にも返答を求める同様の書簡が発行された。

 上院は企業に12月3日までに書面による返答を要求している。

 ブラウン氏の文書は大統領の作業部会のステーブルコインについての11月の報告書で繰り返し言及された。同月、米暗号資産(仮想通貨)コミュニティの一部は報告書を「恐怖を煽るもの」の一例として片付けていた。

 しかし、消費者はステーブルコインがどのように機能するのか、またステーブルコインの利用に関するリスクについて理解していない可能性がある、とブラウン氏は警告した。

 サークル社に対する書簡で次のように説明している。

 「条項が従来の資産とはどう異なっているのか、デジタル資産取引プラットフォームで条項がどれほど一貫性がないのか、特定のステーブルコインの買い戻しに適用されている標準化されていない条項に対して重大な懸念がある」

 テザー社は「監査報告書を公表しない」ため、上院は「USDTを登録している交換所が尋ねるべきであったテザーの準備金について」質問するつもりだ、とIT記者のカイル・ギブソン氏はツイッターで意見を述べている。
 
 サークル社のジェレミー・アレールCEO(最高経営責任者)はブラウン氏に「ありがとう」と公けに返答し、「消費者の適切な保護を確実にするために、ブラウン氏と"協力する"ことを"楽しみにしている"」と記している。

 さらにブラウン氏は「デジタル資産やステーブルコイン」に適用されている「複雑な取引条件」は「投資家や消費者が資産の機能方法やリスクの可能性の詳細を十分に理解することを困難にしている可能性がある」と記載している。

 ステーブルコインを暗号資産交換所から購入すると、「発行体から直接購入する際に手にする権利や資格と同様のものを提供されていない可能性がある」ことにも懸念を示し、保有する、または取引するステーブルコインの量により、権利が異なっている可能性があると付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/us-senate-demands-answers-from-stablecoin-issuers-expresses-concerns.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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