BTCとETHの長期保有者は「強気」、オンチェーンデータが示す

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 クラーケン・インテリジェンスが分析したオンチェーン指標によると、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)の長期保有者は、両通貨の短期的な値動きについてまだ楽観的だ。

 クラーケンの11月オンチェーン短信はビットコインとイーサリアムについて、両者とも11月に史上最高値を記録したが、歴史的に見た「買われ過ぎ」の領域からはまだ遠い、とした。

 イーサリアムについては、いわゆるMVRV(市場価値-実現価値)Zスコアを見ることで、この資産がまだ買われ過ぎでないという結果を得た。

 この公式では、Zスコアは価値とグループ平均との差の尺度であり、標準偏差で測定される。また、MV(市場価値)はその資産の時価総額と通常呼ばれる値、RV(実現価値)はビットコインやイーサリアムが最後に移動した際の各単位価格に流通量を乗じた値だ。

 アナリストは通常、5を超えると「買われ過ぎ」、1を下回ると「売られ過ぎ」とみなす。クラーケンの計算によると、イーサリアムのMVRV Zスコアは現在2.56で、売られ過ぎと買われ過ぎのほぼ中間に位置する。

 同取引所の社内研究者チームによると、これはイーサリアムに現在価格からさらに上昇する「勢いがまだある」ことを示している。それだけでなく、イーサリアムは歴史的に見て、5月に史上最高値を記録した時よりも今回は「遥かに勢いが強い」という。

 当時のMVRV Zスコアは現在の約2倍だった、とクラーケンは述べた。

 ビットコインについては、クラーケンはリザーブリスクという別のオンチェーン指標に着目し、ビットコインも歴史的に見た買われ過ぎの水準をまだ大きく下回っていると判断した。

 リザーブリスク指標は、ビットコイン・ネットワークの全期間にわたって売却ではなく保有を選ぶことによる機会費用の尺度である「HODLバンク」と呼ばれる値で、ビットコイン価格を割ることによって得られる。この指標によると、ビットコインのリザーブリスクは5月に史上最高値を記録した時よりも「遥かに低い」という。

 イーサリアムのMVRV Zスコアと同様に、ビットコインのリザーブリスクも、買われ過ぎの領域に達するまでに「上昇余地」があることを示している、とクラーケンは記した。

 このレポートでは最後に、取引所におけるビットコインとイーサリアムの供給が数年来の低水準であると指摘した。これは保有者が自身のポジションに確信を持っていることを示しているという。しかし同レポートは、センチメントはすぐに変化する可能性があり、下落は市場の避けられない一面であるとも警告した。

 一方、オンチェーン分析会社コインメトリクスはもう少し弱気であり、暗号資産(仮想通貨)市場では売り圧力が増すかもしれない、と最新のレポートに記した。

 同社は、「マクロ経済の地合いの変化により、短期的な市場圧力が増す可能性がある」と述べ、米国債の利回りの急上昇をその一例として挙げた。債券から得られる「リスクフリー」レートが上昇すれば、暗号資産のようにリスクが高いとされる資産はネガティブな影響を受ける可能性がある、と同社は述べた。

 UTC(協定世界時)23日14時44分時点でビットコインは1BTC=5万6777ドルで取引され、24時間で2.4%、7日間で約11%下落している。一方イーサリアムは1ETH=4204ドルで取引され、1日間で約1%、1週間で8.2%下落している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/long-term-bitcoin-ethereum-holders-remain-confident-on-chain-data-shows.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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