FRB理事、「ステーブルコインの急増は懸念事項ではない」と

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 業界内外に「十分な競争」が存在する限り、急成長するステーブルコインを懸念する理由はないとFRB(米連邦準備金制度理事会)理事は示唆した。

 「私の考えでは、ステーブルコイン業界内と既存の銀行システムに十分な競争がある限り、ステーブルコインが急増することは懸念事項ではない」とウォラーFRB理事はクリーブランド連邦準備銀行とOFR(金融調査局)が開催した金融安定会議で話している。

 FRB理事によれば、同部門の競争は現時点で問題ではなく、近い将来にも問題になりそうにはない。

 「ステーブルコインの発行が独占になるには程遠いと考えている」とウォラー氏はスピーチで話し、様々なプレーヤーがステーブルコインの提供に「高い関心」を抱いていると付け加えた。

 これに向けて、新規ステーブルコイン発行者が「参入するために、障害を比較的少なくする」ことが重要だ、と中央銀行銀行員は話している。さらに、銀行のみがステーブルコインの発行を許可されるべきだという意見に反対していることを明確に示した。

 「そういった提案や考え方は、決済プロバイダーとしての役割で銀行や組織の競合として機能するステーブルコインの重要な恩恵をなくすことになる」とウォラー氏は話している。

 「新商品を古い、慣れ親しんだ構造に押し込むことへの魅力は理解」できると米中央銀行銀行員は話しているが、銀行業界外の刷新も「明確で公平な立場で」競争に参加できるべきだと繰り返し話した。

 さらに、過去に連邦準備金が独自の中央銀行デジタル通貨(CBDC)を発行する必要性について「非常に懐疑的」であると話したウォラー氏は、ステーブルコインネットワーク間での相互運用性が極めて重要だとスピーチで話した。ひとつのステーブルコインが達成し得る強力なネットワークの影響を考慮すると、これは特に重要である。さもなければ、独占力の危険性を高めることになる。

 「この世界で、消費者が異なる商業銀行の金や法定通貨を使い分けることができるように、ステーブルコインネットワーク中を簡単に移動できるように競争を確保するためには、ある形態の相互運用性が極めて重要である」とウォラー氏は論じている。

 最後に、ステーブルコインは新たな発明品であるが、その裏にある経済はそうではない、と中央銀行銀行員はオンラインスピーチで聴衆に話した。

 「私たちはこの種の非公式に発行された金を守る方法、そのために、規制や監視プログラムを設計する方法を知っている。利用できる事例が多々ある」と理事は締めくくった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/a-us-fed-governor-argues-that-stablecoins-scaling-fast-is-not-a-concern.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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