エルサルバドル、400万ドルのBTC利益で動物病院設立へ

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 「Chivo Pets」と呼ばれる動物病院が、ビットコイン(BTC)の価格上昇によって発生した400万ドルの利益で新たに設立される。しかし、ビットコインは使用せず、信託からの同等の米ドルを使うという。

 ビットコインが法定通貨となって以来、エルサルバドル政府は積極的にビットコインを国庫に追加している。しかし、同国は今、400万ドルのビットコイン利益を活用する方針にあるという。

 9日、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領はツイッターでこの計画について説明。同大統領によると、ビットコインの価格上昇の中で、ビットコインを法定通貨にした政府の信託に余剰金が発生したという。

 ブケレ大統領によると、政府はこのプロジェクトのためにビットコインを売却しない。しかし、ビットコインの価格上昇により、ビットコインを購入するために設立したファンドから、米ドルを利用することができるという。同国政府は、この1億5000万ドルのビットコイン信託を承認し、その後9月7日にビットコイン法を施行した。政府は現在、合計700BTCを保有している。

 ブケレ大統領は、ビットコイン信託の仕組みと余剰金が発生した理由についても説明している。「FIDEBITCOIN」(ビットコイン導入のための信託)と呼ばれるこの信託は、法律の定めにより米ドル建てで資金を保有している。したがって、信託のバランスシートにはビットコインと米ドルの両方が含まれている。

 ブケレ大統領は「FIDEBITCOINは法律上、ドル建てで金額を計算しているが、バランスシートには米ドルとビットコインが含まれている。FIDEBITCOINを運営する国営企業であるChivoは、Bandesal(エルサルバドル開発銀行)にこの金額をドルで決済しなければならない」と説明した。

 エルサルバドルのビットコイン導入も、勢いを増してきている。法律が施行されてから1カ月半以下で、300万人以上の国民がデジタルウォレットChivoに登録している。これは、エルサルバドルの人口の46%にあたる。エルサルバドル政府は、新たに設立する動物病院を「Chivo Pets」と名付ける予定だという。

 Chivo Petsという施設では、緊急外来やリハビリ、グルーミング、手術などのサービスを提供する予定だ。

●ヴィタリック・ブテリン氏、エルサルバドルのビットコイン導入を批判

 先週、イーサリアム(ETH)の共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏が、エルサルバドルのビットコイン導入を批判した。同氏は、ビットコインを法定通貨にし、業者や企業がビットコインでの決済を受け入れることを義務付けることに反対すると表明。レディットへの投稿でこう述べた。

 「企業が特定の通貨を受け入れることを義務付けることは、暗号資産(仮想通貨)分野にとって非常に重要であるはずの自由の理想に反している」

 9月7日、エルサルバドルはビットコイン法を施行した。

 エルサルバドルのビットコイン法第7条には「すべての経済主体は、消費やサービスを購入するものから申し出があった場合、ビットコインでの支払いに対応しなければならない。自明および公然の事実によってビットコイン取引の実行に必要な技術を利用することができないものは、この法律の第7条に示されている義務の適用から除外される。国は、国民がビットコイン取引を利用できるように必要な教育と仕組みを促進する」とある。

 ブテリン氏は、エルサルバドルは急いで国民にビットコインを受け入れさせようとしていると指摘。教育なしに国民にビットコインの利用を押し付けることは「無謀」であるとし、「多くの罪なき人々がハッキングされたり、詐欺に遭ったりする危険性」があると主張している。

 ブテリン氏は「彼(ブケレ大統領)を無批判に称賛しているすべての人々は恥を知るべきだ(よし分かった。主な責任者を名指ししよう。ビットコインマキシマリストは恥を知れ)」と述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coinspeaker.com/el-salvador-4m-btc-profit-veterinary-hospital/

This story originally appeared on Coinspeaker.

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