デバーシファイ、イーサリアム上で取引手数料2300万ドルが生じた原因を説明

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 自社のウォレットが2350万ドルの手数料のイーサリアム(ETH)取引に関与した非カストディ型取引所のデバーシファイが、何が起きたか説明をした。

 報告書によると、「イーサリアムJS(ジャバスクリプト)ライブラリに潜在する問題と、EIP-1559アップグレードに関連したガス手数料の変更が一定の状況下で重なると、著しく高い手数料の取引が生じる可能性がある」という。

 さらに、ハードウェアウォレットのレジャーが、人間が読めない形で手数料を表示する可能性もある。

 同社は、影響を受けるのは「巨額の資産」を持つウォレットのみで、他のウォレットでは取引が失敗に終わるとした。

 同社はこの根本的原因の調査で、問題を再現するためレジャーを使って模擬的な入金を行った。同社は、「ガスと優先手数料が計算され、巨大数値オブジェクトに変換される際に、最後の数ブロックは優先手数料の予測に使われるため、計算結果が10進数値になる可能性がある」ことを発見した。イーサリアムJSライブラリは10進数値をサポートしていないためエラーが生じるが、「値が最初にバッファーに変換されたため、エラー処理がトリガーされなかった」

 同社は、33974230439.550003という値を渡すと意図したよりも6ケタ多い35624562649959629という整数値が設定される、という例を挙げた。

 この報告書では、「デバーシファイはイーサリアム・コミュニティ及びレジャーの両者と共に、この事象の原因となった可能性がある問題にパッチを当てるために積極的に動いている」とし、「EIP-1559は偶発的な過剰支出に対する保護がない」と付け加えた。

 報道された通り、暗号資産(仮想通貨)取引所のビットフィネックスは、イーサリアム・ネットワークを通じた約10万ドルのテザー(USDT)送金に2350万ドル(7676.61イーサリアム)の取引手数料を支払った。翌28日には、このブロックのマイナーが変換手数料50イーサリアムを除いた全額を返却した。

 Rotkiapp の創業者であるレフテリス・カラペサス氏はこの事後分析は「恐ろしい」と評した。「こうしたことが発生し得るという事実は、暗号資産のUX(ユーザー・エクスペリエンス)と優先順位がいかに破綻しているかを示している」と同氏は述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/deversifi-explains-what-caused-the-usd-23m-transaction-fee-on-ethereum.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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