ビットコイン、エルサルバドルの法定通貨に

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 エルサルバドルでビットコイン(BTC)が法定通貨になったが、同国のナジブ・ブケレ大統領はこれに伴い「大量」の「FUD(恐怖・不確実性・疑念)が広まると警告した。ブケレ大統領は、政府の「ブローカー」が400BTC(2100万ドル)を購入したことを発表したが、国営のビットコインウォレットのリリースがやや遅れているようだ。一方、国内の報道機関には相次いで否定的な意見が寄せられている。

 エルサルバドルでは夜中の12時を過ぎ、ビットコインを法定通貨とする法律が施行される9月7日となった。

 ブケレ大統領は6日にツイッターで、「大量のFUDが発生する」と警告。その後、200BTCを購入したと発表し、「われわれのブローカーが期限までにさらに購入していく」と述べた。後に再び更新し、「たった今エルサルバドルは新たに200BTCを購入した。現在400BTC保有している」と伝えた。

 ブケレ大統領はその後、歴史の幕開けを予告し、9月7日の開始まで3分のカウントダウンを行った。

 しかしその後、ナジブ大統領はアップル・ファーウェイ・グーグルに対し、ウォレットアプリChivoを「リリース」するよう呼び掛けた。これより前に、エルサルバドルはストアっでアプリが入手可能になるのを「待っている」と発言していた。ストアが更新されるまでは「長くはかからないだろう」と伝えていたナジブ大統領だが、その後怒った顔の絵文字と「アプリのリリースを!」と命令形でコメントを投稿している。

 一方、エルサルバドルでは、重装備の男たちに警備されながらも、ChivoのATMも稼働開始に備えている。El Diario de Hoyは、サンサルバドルのサン・マルティン地区にあるATMの写真を掲載。耐候性のある小さな建物の中に設置され、自動ライフル銃をもった警備員に囲まれている。

 警察が同メディアのフォトグラファーに話したことによると、武装警官は「定期的に」施設を巡回し、「破壊行為」がないよう警備することを指示されているという。

 ブケレ大統領は以前、ビットコイン導入を順調に進めるため、政府は少なくとも2億500万ドル相当の公的資金を投じる予定だと伝えていた。

 しかし、否定的な意見が目立っており、記事にはビットコイン法は「初心者による取り組み」で、「実験的」であり、「愚か」だと指摘する様々な専門家の発言が掲載されている。

 街頭デモも続いており、同メディアはブランカ・マロキンさんという人物のコメントを報じている。

 「このビットコイン法は貧困層向けではない」

 La Prensa Graficaは、VAMOS党に所属する1人の野党議員が法律の廃止に向け法案を提出したと報じた。

 法案作成者であるクラウディア・オーティス議員は、「もし、(与党Nuevas Ideas党が)この要求を無視することになれば、彼らが裏切ろうとしているのは私ではなく、彼らを選んだ人々を裏切ることになる。3分の2のエルサルバドル国民の意思を裏切るだろう」と主張した。

 ツイッターをみると、世界中の暗号資産コミュニティからは主に肯定的な意見が寄せられている。

 人権財団のCSO(最高戦略責任者)であるアレックス・グラッドスタイン氏は、ビットコインを購入したと発表する最初の「国家」登場という形で未来が到来したと示唆している。

 法律が可決された時、「エルサルバドル」と「ビットコイン」の両方がツイッターのトレンドになっていた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-becomes-legal-tender-with-unfriendly-welcome-by-apple-google.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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