SEC委員長、DeFi新たな概念ではなく分散型という呼び名は誤り

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 米SEC(証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー委員長によると、通説に反してDeFi(分散型金融)は「新たな概念というわけではなく」、誤った呼び名であるという。DeFiプラットフォームは、ガバナンス構造、手数料モデル、インセンティブシステムなど「かなりの中央集権性」を持っているためだとした。

 ゲンスラー氏はフィナンシャル・タイムズとのインタビューで、「DeFiプラットフォームをウェブ上に公開された単なるソフトウェアとするのは間違っている」と語った。しかし、これらプラットフォームは「ニューヨーク証券取引所ほど中央集権的ではなく、その間に位置する、ある種の興味深いものだ」と述べた。

 この発言の前には、ゲンスラー氏が暗号資産(仮想通貨)の「支援者」になることはなく、SECが暗号資産取引所に対する規制を強化した後はDeFi分野の規制に目を向ける計画にあると報じられていた。

 今回のインタビューではゲンスラー氏は、「技術的中立性」であり続けるが、暗号資産は投資家保護、不正行為の防止、金融安定性の維持が関与する点では、他の資産と変らないと指摘。

 同氏は、「世界で約2兆ドルの価値があり、今から5―10年後にも重要性を有している場合は、公共政策の枠組みの中に入ることになるという段階にあり、その性質を持っている」との見解を示した。「歴史が教えてくれているように、外では長続きしない。結局は、金融には信頼が重要だ」という。

 暗号資産取引プラットフォームに注目している理由については、この「非常に投機的な資産」での取引のうち少なくとも95%を処理しているが、投資家保護が「全く十分でない」ためだとした。

 続けて、分散型であろうとされるプラットフォームに対し、規制当局が権力を行使することはできると説明。しかし、このようなプラットフォームは簡単に規制を課すことができる従来のブローカーを介さずに運営しているため、規制当局は課題に直面することになるとみている。

 一方、米国の暗号資産調査企業メサリのライアン・セルキスCEO(最高経営責任者)は、ゲンスラー氏のゴールドマンサックスで勤めていた過去に言及しながら、委員長の姿勢を批判した。

 「ゴールドマンサックスで勤めるゲンスラー氏は16年にイーサリアム(ETH)を証券として抑え込んでいただろう。彼が担当していたら、米国の暗号資産経済は存在していなかっただろう」

 同CEOによると、「SECのやり方は反成長、反リテール(ゲンスラー氏による対応で最悪の状況に陥るもの)、反革新であり、「政府の許可を待つ」のが良いとする「あり得ない」判断を生むという。

 一方、ゲンスラー委員長は1日、欧州議会の経済通貨委員会で証言を行い、金融サービス分野での欧米間の協力について議論することになっている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/defi-is-not-a-new-concept-and-is-misnamed-as-decentralized-s-11634.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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