中国の銀行、投資・保険分野でのデジタル人民元利用を目指す

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 中国の大手商業銀行の一部が、デジタル人民元試験のこれまでの中核機能から大きく離れ、投資・保険関連商品でそのユースケースを試験しようとしている。

 中央銀行のPBoC(中国人民銀行)がこの試験事業を開始して以来、店舗や公共交通網でのB2C(企業・個人間)決済にイニシアチブが集中していた。しかしサウスチャイナ・モーニング・ポストによると、交通銀行と中国建設銀行は、デジタル人民元の利用が「少額な日々の小口決済以外に」拡大できるかどうかの「調査」の一環として「ファンドマネージャーや保険会社と協力していると述べた」という。

 中国の「4大」銀行の1つである中国建設銀行は、金融データ提供・報道会社である東方財富が運営する企業グループに属する上海天天基金販売有限公司や、電子商取引大手のJDと協力していると発表した。この提携により、デジタル人民元を保有する試験事業の参加者はオンラインで投資を行えるようになる。

 一方、交通銀行は、協力している保険会社またはファンドマネージャーの名称をまだ明らかにしていない。

 同行のエグゼクティブ・バイス・プレジデントは、自行には「この通貨の開発と流動性を促進する義務」があり、「デジタル人民元システムの高い効率と安定した運営を確保するために多くの準備をしてきた」と述べたと伝えられた。

 しかしサウスチャイナ・モーニング・ポストは、交通銀行が「6月時点で」そのプラットフォームを通じて累計630万件、3億8700万ドル相当のデジタル人民元取引を行ったことを示す数字を指摘した。

 中国建設銀行は、試験開始以来、自社システムを通じて2850万件(約29億ドル相当)のデジタル人民元取引を行ったと発表している。

 交通銀行は中国で最も歴史のある銀行の1つで、5番目に大きな銀行だ。デジタル人民元試験プロジェクトでは少し出遅れているが、ここ数カ月間では最も活発に動いている銀行の1つである。8月にはJDと共に、当選者がデジタル人民元をJD.comプラットフォームで使用できる配付イベントに加わった。

 交通銀行は21年に、独自のデジタル人民元対応ウォレットに取り組んでいることを明らかにした。これは「4大」銀行が既にベータテストで公開したウォレットに対抗するものだ。

 現時点で少なくとも8行がこの試験事業に参加している。これらの銀行は上述のものに加え、招商銀行、中信銀行、中国郵政儲蓄銀行、そして残りの「4大」銀行(中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行)だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/chinese-banks-looking-to-use-digital-yuan-in-funds-and-insur-11628.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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