SWIFTが暗号資産との競争強化、「迅速で透明性のある決済」サービス立ち上げ

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 国際的銀行決済ネットワークのSWIFTが、暗号資産(仮想通貨)に対する競争力を強化しようとしているようだ。企業や個人が迅速で、安全で、透明性がある形で銀行口座から直接送金できるという新サービスを立ち上げた。

 プレスリリースによると、金融機関はこのSWIFT Goによって、中小企業が海外のサプライヤーに支払いをする際や、個人が海外の家族や友人に送金をする際に行われることが多い小口取引向けの決済サービスを提供可能になる。

 同ネットワークによると、BBVA、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、DNB、マイバンク、ズベルバンク、ソシエテ・ジェネラル、そしてウニクレディトという、合計で年間3300万件の小口国際決済を取り扱う国際的銀行7社が、既にこのサービスに参加しているという。

 このサービスは機関間での「厳しいサービス水準合意」とデータの事前検証を用いており、銀行は処理時間と費用を可視化して最終顧客に提示できるという。

 このサービスは以下の5つの柱からなる。

 1.銀行間での厳しいサービス水準合意による速度向上。決済フォーマットの単一化によるストレート・スルー・プロセッシングの強化と、事前検証などのサービスによる遅延原因となる摩擦の排除。

 2.送金者と受取人がリアルタイムの状況を確認でき、金額、時間、手数料、外国為替レートが前もって分かることによる予測可能性。

 3.データ要件が事前にわかる使いやすさ。

 4.金融機関間で事前に合意された手数料。

 5.SWIFTネットワークの安全性

 SWIFTのネットワークは1万1000社を超える機関、そして世界200カ国の40億口座と接続している。SWIFT gpi(グローバル・ペイメント・イニシアティブ)システム上に構築されたこの新サービスによって、「高成長の中小企業及び個人決済部門における銀行のサービス提供能力が強化される」予定だ。

 SWIFTの最高商品責任者であるステファン・ギルダーデール氏は、「SWIFT Goは、誰でも、どこへでも、世界中に即座に安全に送金できるようにするという私たちのビジョンを実現するための一歩だ」と述べ、この新サービスは中小企業と個人のニーズに直接的に答えるものであるとした。

 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンで直接清算・資産勘定サービス商品の責任者を務めるイザベル・シュミット氏は、個人と中小企業は国際決済を行う際、費用が不透明であることや、最終受益者に資金がどれくらの速さで届けられるか確定しないことといった多くの問題に長年ぶつかってきた、と述べた。一方、BBVAの顧客ソリューション向け企業決済戦略の責任者であるラウーフ・スーシ氏は、「中小企業と個人が世界中で資金を動かす方法に革命を起こすこのソリューションの可能性」を自行は認識している、と述べた。

 21年2月に報じられた通り、SWIFTとBISIH(国際決済銀行イノベーションハブ)は、新たなISO 20022決済基準及びAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)によって国際決済が「迅速で、安価で、透明な」ものになる可能性に焦点を当てたハッカソンを共同開催している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/swift-ups-competition-with-crypto-launches-fast-transparent-11220.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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