BTCが21年に6.6万ドル、30年までに40万ドル超えの可能性―専門家

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 21年末までに、ビットコイン(BTC)が1BTC=6万6000ドル水準に達し、30年末までには40万ドルを超える可能性があるという。比較プラットフォームおよび情報サービスのFinderが42名の業界関係者を対象に行った調査で、価格予想の中央値が明らかとなった。しかし、中にはビットコインが100ドルまで下落するなど、悲観的な見通しもあった。

 筆者のマデリン・グレイシー氏とティム・ファルク氏は、「42名の暗号資産(仮想通貨)専門家」に対して、「ビットコインを待ち構えているものは何か」について質問。コインママCEO(最高経営責任者)のサギ・バクシ氏、ビットブル・キャピタルCEOのサラ・バーグストランド氏、デジタル・キャピタル・マネジメントのマネージングディレクターのベン・リッチー氏、クリプトコンペアのディレクターのジェームズ・ハリス氏、コインゲッコー共同創設者のボビー・オング氏、モーガン・クリーク・デジタルのジェネラルパートナーのハビエル・セグラ氏、リバプール大学の法律講師マシュー・シリリット氏などが見解を述べた。

 これらパネリストらは、複数の中期的な下落が起こる可能性がある指摘。それでも、ビットコイン価格は21年12月までに過去最高値の約6万5000ドルを超え、6万6284ドルに達すると予想している。

 25年12月までの予想中央値をみると、ビットコインは31万8417ドルまで上昇する可能性があることが分かる。20年12月の予想から61%上昇しているが、4月の予想よりは12%低い。

 例えば、ウェーブ・フィナンシャルのシニアトレーダーであるジャスティン・チュー氏は、ビットコインが上昇トレンドに乗り、25年末には21万ドル、30年には40万ドルに達するとみている。

 チュー氏は、「25年、30年までの半減期とインフレが上昇を加速することが見込まれる。価格は需要と供給による影響を受け続け、多くのユーザーにとっては入手することが難しくなるだろう」と説明した。

 ZebPayの共同CEOであるAvinash Shekhar氏も同様に、普及率が上がれば価格への上昇圧力も高まると指摘し、次のように述べた。

 「現在、ビットコイン普及率は世界の人口の数パーセントに過ぎない。普及率が高まれば、ビットコインの人気と実用性にも影響が及ぶ。そうなった場合、法定通貨に対してビットコインの価格を設定することは不公平だ。ビットコインは将来的に、独自の本質的価値を有することになる」

 パネリストの半分強(55%)は、今がビットコインの買い時だと述べ、38%が長期保有(HODL)すべきとし、売り時としたのはたった7%だった。

 「買い」だと答えた専門家の1人、サスカチュワン大学の博士号取得候補者であるAjay Shrestha氏は、ビットコインが21年末までに5万ドル、30年末までには30万ドルに上昇すると見積もっている。

 しかし、ブライトン・ビジネス・スクールの上級講師、ポール・レヴィ氏は、今後10年間で「堅調ではあるが、急激な上昇はなく」、ビットコインが持つ現在の過去最高値からは大幅に伸びることはないと述べた。

 一方、ニューサウスウェールズ大学准教授のElvira Sojli氏は、「売り」であると分析。同氏は、ビットコインは30年末までにわずか100ドルまで下落すると予想している。

●上昇に転じるまでどれだけ下落するか

 上昇に転じるまでに現在のサイクルの中でビットコインがどれだけ下落するかについて、専門家らはビットコインは2万5112ドルほどまで下落すると予想している。これは、この質問に回答した23名のパネリストの予想平均値だ。

 西オーストラリア大学准教授のリー・スメール氏と、マーケットオーダーズのCOO(最高執行責任者)のSukhi Jutla氏は、ビットコインは21年中に1万5000ドルまで下落すると推定。

 UCLクール・オブ・マネジメント准教授のジーン・フィリップ・ベルニュ氏と、トレード・ザ・チェーンのリサーチアナリストのニコラス・マンチーニ氏は、それぞれビットコインが2万8584ドルと3万ドルまで下落するとした。また同氏らは、中国からのマイナー移転がビットコインに利益をもたらすと主張している。

 ビットコインを押し上げる要因としては、供給量が限られていること、信頼性、企業やサービス提供者間での導入増加、メディアによる宣伝、アクセスが容易であること、今後の技術開発などが考えられる。

 押し下げる要因としては、スケーラビリティ問題、マイニングへの懸念(マイニング活動がますます困難になっていることから)、市場競争と市場の混雑状況の悪化、規制強化、低い普及率、変更やアップグレードに関するコミュニティの意見の対立、メディアによるネガティブな報道などがあるだろう。

 調査結果を見ると、パネリストの62%が弱気相場に入るとは思わない、17%が現在弱気相場であると考え、21%が分からないと述べた。

 同数(それぞれ33%)が、ビットコインは発展途上国で最も一般的な通貨になる、あるいはならないと回答。21%は一般的な通貨にはなるが、今後10年内ではなく、ずっと先に達成されるとした。

 54%が「ハイパービットコインゼーション(ビットコインが世界の金融を制覇する瞬間)」が50年までに起こると回答、44%が起こることはないとした。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-may-surpass-usd-66k-in-2021-and-usd-400k-by-2030-pan-11074.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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