米国の投資家が20年のビットコインの利益を支配

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 ブロックチェーン分析会社チェイナリシスによると、米国の暗号資産(仮想通貨)投資家は20年にビットコイン(BTC)の実現利益で40億ドル以上を得た。これは中国人投資家が得た11億ドルの3倍以上で、日本、英国、ロシアの暗号資産投資家が後に続いた。一方で、複数の国々のトレーダーは暗号資産からの利益という点で母国の経済動向を上回ったことが示された。

 レポートによると、歴史的に中国は生の暗号資産取引量が圧倒的に多いが、米国に力を入れている取引所には20年に大きな流入があり、これが20年末にかけて実現したと思われ、ビットコイン取引による同国の利益の主要因である可能性が高い。

 アナリストによると、20年末から21年初頭にかけての米国の実現利益曲線の「傾きの大きさ」は「米国人投資家が高値で売り、他の国々の投資家はより多く保有したことを示唆している」という。

 投資家の活動で上位10カ国に入った他の国々は、ドイツ、フランス、スペイン、韓国、ウクライナだった。

 注目を引くファクターの1つは、従来の経済指標格付けと比べてビットコインの利益で「実力以上の結果」を見せた国々の数である、とチェイナリシスは述べた。

 レポートによると、「ベトナムは過去20年間で並外れた経済成長を見せ、02年以降貧困率を70%超えから8%未満まで下げた。同国のGDP(国内総生産)は53位の2620億ドルで、世界銀行は下位中所得国に分類している。しかし、ベトナムは一般人の暗号資産普及率が高く、当社の世界暗号資産普及率指数で10位に入っている」という。

 こうした国々の他の例として、GDPが2510億ドルで54位のチェコ共和国は、20年のビットコインの実現利益が2億8100万ドルで18位となっており、トルコはそれぞれ25位と16位、スペインは19位と9位となっている。

 対照的に、暗号資産に厳しい規制を課した一部の国々のビットコイン投資家は、20年に実力以下の結果を見せた。これを示す一例がインドで、約14億人の人口を有しGDPは世界5位の国だが、20年におけるビットコイン投資の利益は2億4100万ドルで18位だった。

 これは、人口約1100万人のチェコ共和国の投資家の実現利益を下回る。しかしこれは暗号資産に対するインドの非好意的なスタンスの結果である可能性がある。トルコも現在この道を歩んでいるのかもしれない。

 「全体として、20年の国別のビットコイン利益に関する当社の分析は、暗号資産業界にとって心強いものになるはずだ。ビットコインは新興市場の投資家に、他の方法ではたどり着けなかったような成績優秀な資産へのアクセスをもたらしたことがデータから示唆される」とレポートは述べた。

 「逆の見方をすれば、厳しい規制によって暗号資産の利用を制限しようとする国々は、国民がチャンスを活かす機会を奪っているとも示唆される」とこのレポートは結論付けた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/us-investors-dominated-bitcoin-gains-in-2020-10629.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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