コインベースへの上場、6つの取引所の中で価格に最大の影響―メッサリ

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 6つの大手暗号資産(仮想通貨)取引所の中で、コインベースへの上場が通貨の価格に最も大きな影響を与えることが分かった。暗号資産分析企業メッサリのアナリストが伝えた。

 レポートでは、ある銘柄がコインベースに上場するという発表が、その銘柄の価格にプラスの影響を与えるという現象、いわゆる「コインベース効果」について言及。上場発表によって新規市場参加者が増え、その通貨の需要が増えるために起こる現象である。

 メッサリのアナリスト、ロベルト・タマラス氏は、すべての取引所への上場がトークン価格に同じ変化をもたらすのかを明らかにするため、6つの中央集権型取引所について上場が資産価格に与える影響を比較した。調査対象となった取引所はコインベースのほかに、バイナンス、ジェミニ、クラーケン、OKEx、FTX。

 同アナリストは上場後5日間における累積リターンを調査。「予想通り、コインベースへの上場が最も高い平均91%のリターンを生んでいたが、分布の範囲もマイナス32%から645%と最大であった」ことが分かった。

 この結果から、他の取引所と比べてコインベースへの上場がより高いリターンを生むと結論付けることもできるが、レポートではコインベースの数値に「多くの外れ値」が確認できることを指摘。「極めて大きいリターンが平均値を右方向に大きく捻じ曲げている」という。上場後に645%上昇した分散型マーケットプレイスやコミュニティの作成を手掛けるプラットフォームのDistrict0x(DNT)や、493%上昇した本人認証サービスを提供するシビック(CVC)などが例として挙げられる。

 タマラス氏は「外れ値を処理しても、コインベースが価格に最も大きな影響を与える取引所であることは変わりなく、5日間平均で約29%のリターンを生み出している。また調査結果を額面通りに受け取っても、取引所への上場、特にコインベースへの上場によってほとんどの場合はリターンが大きくなっていることが分かる」と述べた。

 6月のレポートにある通り、暗号資産分析企業のコインメトリックスによる調査で、コインベースへの上場発表は歴史的に見ても資産価格に「プラスの影響」を与えているものの、一部で考えられているよりも「抑制的」で、一般的に「発表時の市場全体のトレンドに傾く」ことが分かった。また、銘柄の「上場検討」が発表されたことによる価格変動は「比較的小さく」、「発表時の市場動向に大きく左右される」という。

 コインベースによると、20年の承認済みユーザー数は4300万人で、月間アクティブユーザーは280万人だった。また、100を超える国に7000社の機関投資家、11万5000のエコシステムパートナーがいると伝えている。

 同社は53の暗号資産をサポートし、コインベース、コインベース・プロの2つのプラットフォームで取引されている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-listing-has-largest-impact-on-price-among-6-exchang-9763.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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