テザーのドミナンスが過去最低に、USDコインなど他は増加傾向

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 暗号資産(仮想通貨)分析企業コインメトリックスによると、USDコイン(USDC)の好調が続く中、テザー(USDT)の市場シェアが低下している。しかし21年はステーブルコイン全体は増加傾向にあり、ユースケースの拡大と共に全供給量も増加することが予想される。

 コインメトリックスの週間レポートによると、USDコインはパラボリックな(放物線を描くような)動きを見せている。供給量が80億USDCを超えてからわずか6日後の2月28日、さらに90億USDCを突破した。21年が始まって以降では倍増している。

 これはUSDコインにとって良いニュースだといえるが、テザーにとっては競争の高まりを意味する。コインメトリックスは「USDコインが急騰した結果、供給量に関してテザーのドミナンスは70%低下、過去最低レベルに達した」と伝えた。

 しかし21年、全体としてはステーブルコインは再び増加傾向にあり、回復の兆しを見せている。一般的なユースケースは下記の通り。

・DeFi(分散型金融)市場における担保として、あるいはその他目的のため
・市場のボラティリティ(変動率)のない資産を保有するため
ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)、その他暗号資産の取引を行うため
・海外への送金、資金援助を行うため

 コインメトリックスによると、ステーブルコインの総供給量は21年初めには約300億ドルだったが、現在は500億ドルにまで増加している。「ステーブルコインのユースケースが拡大しているため、供給量が増加し続けていく可能性が高い」という。

 また、ステーブルコインのアクティブアドレス数は供給量と共に増加しており、ユーザー活動が高まっていることがわかる。2月に関してはほとんど毎日、日間平均30万以上のアクティブアドレスが確認されている。2月18日には合計アクティブアドレス数が40万を超え、過去最高記録を更新した。

 以前のレポートにある通り、コインメトリックスはテザー取引がイーサリアムネットワークからトロン(TRX)ネットワークへ移行していることに注目、21年に入りUSDT―TRXのアクティブアドレス数がUSDT―ETHを上回ったという。イーサリアムの取引手数料の上昇が原因ではないかとされている。

 Coinpaprika.comによると、テザーの時価総額は358億5000万ドルで現在5位。過去24時間の取引高に関しては、3日の現時点までに760億9000万ドルを記録し現在1位。2位のビットコインは523億ドル。USDコインはUTC(協定世界時)13時11分時点では時価総額で31位(27億6000万ドル)、取引高では17位(10億3000万ドル)に位置している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/tether-s-supply-dominance-hits-record-low-as-usdc-stablecoin-9418.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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