ロシアの国会議員が電子決済と暗号資産の溝を広げる新法案を推進

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 ロシアの国会である国家院は、電子決済ウォレットと暗号資産(仮想通貨)ウォレットの差異を明確にする可能性のある法案を採決する予定だ。この法案は法定通貨の使用を前提として、デジタル取引における匿名決済を可能にすることを目指している。

 この法案を提出したのはアナトリー・アクサーコフ氏をはじめとした議員グループだ。アクサーコフ氏は国家院の金融市場委員会委員長であり、複雑化するロシアの暗号資産関連規制の重要な立役者でもある。同氏はどうやら20年8月に導入された問題ある法律の是正を目指しているようだ。

 「国家的決済システムに関する法律」と名付けられた今回の法案は、暗号資産関連規制が電子決済部門を包含することを防ぎ、電子決済を合法化し解放するための取り組みであるようだ。

 20年に導入された前の暗号資産規制は、暗号資産取引を重要分野から追いやることを目指していた。同時にロシア政府は、暗号資産の匿名送金を非匿名化できると考えているソフトウェアの開発に躍起になっている。

 しかし、「デジタルウォレット」「電子マネー」「電子取引」などの用語を含んでいるロシア政府の規制については多くの批判者が不満を顕にしており、YooMoney、QIWIウォレット、ウェブマネー、ペイパルといった大手事業者も影響を受けるのではないかという懸念が広がっている。

 メディアのRBCは、アクサーコフ氏が牽引する新しい法案はビットコイン(BTC)やアルトコインのような暗号資産を法定通貨ではないものとして除外することを目指していると思われる、と伝えた。

 この法案が可決された場合、ロシアの電子決済プラットフォームと暗号資産の間に新たな楔(くさび)を打つことになるだろう。少し前の今週初めには、YooMoney(以前のヤンデックス・マネー)が暗号資産取引所にリンクしたアカウントをブロックしようとしていると報じられていた。

 YooMoneyはロシア最大の商業銀行であるスベルバンクが共同運営している。スベルバンクはロシア政府が株式の過半数を所有する事業体だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/russian-mps-seek-to-drive-e-pay-and-crypto-further-apart-wit-8653.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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