Dappのドミナンス競争でETHが他を引き離す

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 Dapp.comが作成した新たなレポートによれば、20年の第2四半期、イーサリアム(ETH)ネットワークにおけるDapp(分散型アプリ)のアクティブユーザー数は、ほぼ2倍となる97%増加、125万9000人近くとなり過去最高を記録した。

 Dapp.comのデータでは、20年の4月から6月にかけて、12のパブリック・ブロックチェーンネットワークにおいて約280万人のアクティブユーザーを持つ1394個のDappが、計124億3000万ドル相当のトランザクションを生み出した。これは20年第1四半期と比較して1%上昇している。

 これらのネットワークには、ETHの他に、イオス(EOS)、トロン(TRX)、スチーム(STEEM)、ハイブ(HIVE)、チリズ(CHZ)、テラ(LUNA)、アイコン(ICX)、クレイトン(Klaytn)、ネオ(NEO)、トモチェーン(TOMO)、イオスト(IOST)、ベクサニウム(VEX)がある。

 ただし、業界にとって懸念すべき流れもある。同時期にローンチされたDappの数は100未満だった。これは新Dappのローンチ数としては17年以来最少だ。

 Dappのアクティブユーザーのうち、ほぼ3人に1人がETHネットワークのアプリを使っていることを数字が示していることから、ETHのドミナンスは強まってきたようだ。

 ETHと比較すると、他の主要ブロックチェーンネットワークの成長はかなり遅く、一部ではユーザー数の減少まで見られた。

 韓国のインターネットとハイテクの大手企業カカオが運営するブロックチェーンネットワーク、クレイトンのアクティブユーザー数は第2四半期に約104万人だったが、これは20年の第1四半期と比較して64%減少している。

 ただし、ETH以外にも特筆すべき進展はいくつかあった。ステーブルコイン・プロトコルのテラは9%の成長を報告し、ユーザー数を約88万9000人にまで拡大した。一方、トロンはユーザーベースを50%増の約39万3000人にまで伸ばした。

 とはいえ、状況は業界全体で見るとさほどポジティブなものではない。総計では、Dappのユーザー数は前の四半期と比較して21%減少し約381万1000人となった。四半期トランザクション数も約3%減少し、およそ1億7750万トランザクションとなった。

 しかし、春に低迷した数字は初夏の大成功によって押し上げられていたようだ。

 第2四半期のDappトランザクション量のうち半数以上は6月に生み出されている。これは66億3000万ドルに相当し、前月の約2倍だった。このうちDeFi(分散型金融)トランザクションに関連するETHの取引量はなんと86%(57億ドル)を占めている。

 夏至は盛夏の市場の熱気を先取りした。6月21日には、金融Dappを介して生み出されたトランザクション数が過去最高を記録し、第3四半期へのポジティブな期待が高まった。レポートの著者は6月を「DeFiの月」と名付けている。

 レポートはまた、コンパウンド・プロトコルのコミュニティ・ガバナンスを支えるERC20プロトコル標準の資産であるコンパウンド(COMP)トークンが発行されたことが、ETHでDeFi用Dappの1日あたりユーザー数が急増するきっかけとなったことを記している。このトークンがローンチされたのは6月15日だ。トークン発行以降、これをフォローするアクティブユーザー数は1日あたり1万1230人にまで増えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ethereum-pulls-away-from-competition-in-dapp-dominance-race-7049.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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