中国のマイナー、カザフスタンに拠点移動か

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 最近の暗号資産(仮想通貨)マイニング(採掘)の取り締まりを逃れようとする暗号資産マイナー(採掘者)は、活動を続けるため隣国に注目するかもしれない。中国以外でのマイニング施設の建設を試みるマイナーのため、カザフスタンが新たな拠点の提供に乗り出そうとしている。

 Kaktus Mediaは、カザフスタンではマイニング事業が「増加」しており、マイニング「企業経営者が利益を上げている」と報じた。国も利益の一部を喜んで受け取っているという。

 カザフスタンの経済省は20年、新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的大流行)による経済的影響を緩和するため、マイナーに15%の税金を課す計画を発表した。

 同メディアはデジタル開発省が公表しているデータを引用。それによると、カザフスタンにおける暗号資産マイニング市場は、年間で約2億1600万ドルから3億ドルの利益があるとされている。ただし、同データには大規模な産業用マイニングによる収益だけが計上されている。小規模施設が増加していること、また特に中国のマイニング事業がカザフスタンに移転しているという報道が事実であれば、実際の数字はより大きいと予想される。

 同メディアによると、トークンデータと評価機関トークンインサイトのデータから、カザフスタンは世界でも5本の指に入るマイニング国であることが分かるという。同国よりマイニングによる収益が多い国は、中国・米国・ロシアだけだ。

 カザフスタン政府はマイニング分野を強化しており、19年まではマイニング事業に課税しないことも検討していた。マイニングと暗号資産インフラ関係のプロジェクトに約2億ドルを投じ、これまでに17の巨大マイニング施設が国内で稼働している。

 またクリプトニュースは25日、中国のマイニング企業BITマイニングが匿名のカザフスタン企業と提携を結んだと報じた。両社は、カザフスタンに建設予定の暗号資産マイニングセンターに共同出資する見込みだ。BTMが費用の80%を負担するという。

 一方で、韓国モーニングポストは、中国「大手」の複数の「ビットコイン(BTC)マイニング企業」が、中国での取り締まり強化により「北米と中央アジアへの移転」を検討していると報じた。

 同メディアは、大手暗号資産取引所フォビの発言を引用している。フォビは、同社のマイニング事業は今、中国ではなく「海外での事業拡大に焦点をあてている」と述べた。さらに、マイニングプールBTC.TOPの創設者ジュアー・ジャン氏も、マイニング機器を米国と中央アジアへ移動させることを検討していると明かした。

 同氏は続けて、「北米はマイニングにとって最も安全で政治的環境も整っているが、高いコストがかかる。中央アジアは新疆ウイグル自治区にも近い」と述べた。

 新疆ウイグル自治区は、北にカザフスタン、北西にキルギスと隣接している。

 しかし、Kaktus Mediaによると、キルギスでは電力不足によりマイニング活動が一時的に制限されている。そんな中も、違法なマイニング事業が活発に行われている。キルギス国家保安委員会は過去数カ月で、産業施設での6つの違法なマイニング事業を停止させ、2000以上のマイニング機器を押収している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/miners-on-the-move-china-s-crypto-mining-losses-may-be-kazak-10529.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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