暗号資産ファンドが20年に取引した上位アルトコイン

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 調査対象となった暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンドの約56%が、20年における暗号資産の日間取引高の半分以上をビットコイン(BTC)が占めていたと答えた。15%のファンドはビットコインのみを取引しており、他の暗号資産にも目を向けていた。

 国際コンサルタント企業のPwC、エルウッド・アセット・マネジメント、オルタナティブ投資管理協会が公開したレポートによると、20年の日間取引高上位のコインの中で、これらのファンドが名前を挙げたのは、67%のファンドが取引しているイーサリアム(ETH)、34%が取引しているライトコイン(LTC)、30%が取引しているチェーンリンク(LINK)、28%が取引しているポルカドット(DOT)、27%が取引しているアーベ(AAVE)だった。

 「取引されている上位15種類のアルトコインのうち一部は、時価総額から示唆されるよりも大幅に人気があった。ライトコインとチェーンリンクは2番目と3番目に多く取引されているアルトコインだが、それら時価総額は、取引ランキングでは下位のポルカドットやカルダノ(ADA)よりも遥かに小さい」と彼らは記した。

 また、ステーキング関連のファンドのシェアは19年と同水準の42%だったが、レンディング活動は19年の33%にから38%に増加した。このレポートによると、借入に従事している暗号資産ヘッジファンドのシェアは24%だった。

 PwCの暗号資産責任者であるアンリ・アルスラニアン氏は、「ますます多くの機関投資家がこの成長著しい分野への資産配分を決断しているため、暗号資産ヘッジファンドへの流入は今後数カ月間増加し続ける」とPwCは予想している、とコメントした。

 一方、最近の市場暴落の前に、ファンドマネージャーらはビットコインに対し強気な姿勢を見せていた。

 「この調査を終えた時点では、ビットコインは1BTC=5万9000ドル付近を推移しており、1社を除く他の全ての回答者は、それ以上の価格になると予想し、その予想価格の中央値は10万ドルだった。実際、予想の過半数(65%)は5万ドルから10万ドルで、21%が10万ドルから15万ドルだった」とこのレポートには記されている。

 協定世界時11時35分時点で、ビットコインは3万7268ドルで取引されており、1日間で6%上昇し、週間下落率を19%未満に縮小した。

 ファンドマネージャーらは、調査を終えた時点では約2兆ドルだった暗号資産市場全体の時価総額についても楽観視していた。

 このレポートによると「ファンドマネージャーらはこれにも強気で、76%強のファンドが年末の時価総額は現在の水準を超えると予想していた。予想の中央値は3兆ドルで、2兆ドルから5兆ドルという予想が多かった」という。


 24日時点では、暗号資産市場全体の時価総額は1.6兆ドル強となっている。

 このレポートの他の重要な情報としては、次のデータが挙げられる。

 ・世界の暗号資産ヘッジファンドの運用資産総額は、19年の20億ドルから20年には約38億ドルに増加した。

 ・20年には、運用資産2000万ドル超えの暗号資産ヘッジファンドの割合は、35%から46%に増加した。

 ・調査対象となったファンドの平均運用資産は1280万ドルから4280万ドルに増加し、その中央値は380万ドルから1500万ドルに増加した。

 ・暗号資産ヘッジファンドのリターンの中央値は19年の+30%に対し、20年は+128%だった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/top-altcoins-traded-by-crypto-funds-in-2020-10427.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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