多数の主要ステーブルコインが一時的に0.9ドル未満に急落

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 暗号資産(仮想通貨)市場が全面安となっている現在、あるセクションが特に際立っている。複数の主要ステーブルコインがほぼ同時に突然一時的に下落し、その後回復した。

 協定世界時13時30分時点で、主要暗号資産は下落しており、時価総額上位10通貨は過去1日間だけでビットコイン(BTC)の23%と、バイナンスコイン(BNB)の43%との間で値下がりしている。

 これらの中で、時価総額4位となる主要ステーブルコインのテザー(USDT)は1日間で4%、直近1時間で3.4%値下がりし、現在は1USDT=0.97ドルとなっている。

 この価格になる前には、短期間ではあるが、0.89ドルへの大幅な急落が生じ、暗号資産界隈全体を驚かせた。18年10月にも同じようにUSDTが0.86ドルを試したことがある。

 テザー社とビットフィネックスの法律顧問であるスチュアート・ヘーグナー氏はクリプトニュースの取材に、「USDTはペッグ制を『失っている』わけではありません」と答えた。

 「テザー社は自社の規約に従い、1USDTを1ドルで発行し償還しています。それ以上でも以下でもありません。これは市場の状況とは無関係です」と同氏は述べ、多くの人々が「避難先としてUSDTに殺到している」とした。

 「ビットフィネックスとクラーケンでは、市場価格はUSDTと米ドルとの結びつきを密接に反映しており、コインベースではUSDTが高値になっています。価格を追跡し分析を提供するサイト群は取引所を情報源としているため、注意してアプローチすべきです。それらの取引所の多くは、今回の下落中にアクセスできなくなっていました」と同氏は強調した。

 いずれにせよ、19日に下落したのはUSDTだけではない。

 コインゲッコーで現在時価総額第9位のUSDコイン(USDC)は1日で8%、直近1時間で9%下落している。現在は1USDC=0.92ドルで取引されているが、これも0.89ドルから回復したものだ。

 また、同サイトのリスト上では、以下のように他の多くのステーブルコインも下落している。

 ・バイナンスUSD(BUSD)は1日で7%、1時間で9%下落し、1BUSD=0.9ドルに落ち込んだ後、現在は0.94ドルとなっている。

 ・ダイ(DAI)は1日で7%、1時間で8%下落し、1DAI=0.92ドルに達した。

 ・ジェミニドル(GUSD)は1日で6%、1時間で3%下落し、一時的に1GUSD=0.82ドルとなったが、現在は0.94ドルで取引されている。

 ・一方でトゥルーUSD(TUSD)はどの時間足でも値上がりしており、現在は1TUSD=1.04ドルで取引されている。しかしこれも0.88ドルまで下落した後、急速に値を戻したものだ。

 ・パクソス・スタンダード(PAX)も確かに下落しており(1日で4%)、1PAX=0.96ドルで取引されているが、チャート上では他のステーブルコインのような急落は見られない。

 この動きは一時的なものではあったが、暗号資産界隈の目からは逃れられなかった。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/many-major-stablecoins-take-a-brief-plunge-below-usd-0-9-10376.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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