キムチプレミアムが消失後に再来、アップビットでは銀行の問題により障害発生

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 ビットコイン(BTC)が再び1BTC=6万2000ドル台に乗るかと思われた後、多くの国内取引所で急落し、キムチプレミアムの再来で盛り上がっていた韓国では情報が錯綜した。一方、市場をリードするアップビットは、銀行関連と思われる問題で法定通貨の引き出しを停止した。

 アップビットは、「韓国ウォンの出入金についての臨時検査」を実施していると発表。具体的な問題については説明されていない。

 アップビットの運営会社DumanuがTechMに伝えたことによると、問題が生じたのは「法定通貨の出入金を行うサービスプロバイダー」で、「アップビットのサーバーではない」という。

 アップビットの提携銀行側で障害が起きた可能性がある。以前のレポートにある通り、アップビットはネオバンクのKバンクと提携したが、これによりアップビットユーザーは同取引所が提供するサービスを利用する場合、法律により実名認証を行った口座の保有が義務付けられる。

 UTC(協定世界時)7日午前7時頃、主要プラットフォームではビットコインは8%下落、一部アルトコインは20%下落したが、それぞれ1時間後には回復。TechMによると、これによってビットコインの売却に拍車がかかり、Kバンクが「一時的に関連サービスを停止し、オペレーティングシステムの精査を行うこととなった」という。

 しかし、問題は今以上に深刻化する恐れもあり、崩壊を招く決定打になる可能性もある。

 SBSは、Kバンクにとってはアップビットとの提携によって得られた成果が大きすぎたのではないかと指摘。暗号資産(仮想通貨)関連の口座開設が増え、アップビットを介した取引高も高水準を維持し事業は順調に拡大しているが、従来の銀行業、つまりお金の貸し出しに関して言えばKバンクは機能していない。

 同メディアによると、Kバンクの融資商品は不振が続き深刻な状況にあるという。法定通貨と連動する暗号資産の購入が増加しているが、Kバンクの決済モデルが危険な領域へと足を踏み入れてしまったのかもしれない。

 さらには、Kバンクが4つの新商品の金利を「7日から」引き下げ、5月に予定していた「優遇」定期預金の新規販売を中止したことも伝えられた。

 SBSは、今回の障害を「Kバンクの預貸率に関する緊急事態」と称している。

 キムチプレミアムについては、クリプトクオントのジュ・キヨンCEO(最高経営責任者)は、アップビットの競合ビッサムへの「ビットコインの平均流入量」が増加している一方、「その他すべての取引所」で減少している状況を見ると、「アービトラージ(裁定取引)」が行われていることが分かると指摘。「一部のクジラ(大口保有者)が韓国の取引所にビットコインを入金しているようだ」と説明した。

 ETodayによると、キムチプレミアムに関しては意見が分かれているという。同メディアはある研究者の発言を掲載、専門家らは韓国取引所と海外取引所間の価格かい離が拡大するとは考えていないと述べている。短期的にみると韓国のビットコイン投資家にとっては「負担」となるだろうが、中期から長期にかけて価格は修正される見込みが高いとした。

 警鐘を鳴らそうとしているものに対しては、キムチプレミアムのピーク(17年前半から18年)時の状況を思い出すのが良いかもしれない。韓国が世界のビットコイン市場の9%を占めていた当時、常に30%のプレミアムがつき、ピーク時には55%にまで跳ね上がっていた。専門家らは以前Cryptonew.comに対して、この勢いが止まらなかった時代が再来するとは考えにくいと伝えている。

 Scolkgによると、記事執筆時のUTC(協定世界時)7日12時11分、キムチプレミアムは約12%で、アップビットとバイナンスにおいては1BTCで約6400ドルの価格差がある。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/kimchi-premium-vanishes-then-reurns-as-bank-issues-may-have-9830.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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