ボットネットの関心がマイニングに移り、DDoS攻撃が減少―ロシアのソフト大手が報告

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 カスペルスキーの調査によれば、サイバー犯罪者は暗号資産(仮想通貨)マイニングの方がより利益が大きいと考え始めているため、ゆっくりと犯罪から離れていっているようだ。

 コメルサントによれば、ロシアのソフトウェア大手カスペルスキーは、20年第4四半期のDDoS(分散型サービス妨害)攻撃件数が前の四半期から10%増加したものの、19年の同時期にこれは44%もの増加を見せていたことを指摘した。

 カスペルスキーは、今回の減速は「暗号資産の価格上昇によって引き起こされた」と主張し、ボットネットのオペレーターが少なくとも「能力の一部」をマイニングに再分配したものと結論づけた。

 カスペルスキーでDDoS保護チームを指揮するプロジェクト・マネージャーのアレクセイ・キセレフ氏は、「近い将来に」DDoS攻撃の「爆発的な増加や減少は予測されていない」と述べるとともに、このことは犯罪者もまた、ビットコイン(BTC)価格の1BTC=5万ドルを超えたさらなる上昇や、アルトコインの天井知らずの伸びは単なる一時的現象ではない、と信じていることを示している可能性があるとした。

 キセレフ氏は、DDoS攻撃が「サイバー犯罪者の間で需要のあるツールであり続ける」としつつも、「暗号資産価格の上昇」が別のリスクをもたらしていること、つまり暗号資産関連グループが新たな攻撃戦略の焦点となる可能性があることを主張した。

 キセレフ氏は、トークン価格の上昇が「(将来の)暗号資産マイナーへの攻撃をより魅力的にする」と述べた。

 ロシアのハッカーは世界で最も活発なボットネットユーザーのひとつであると考えられており、この技術を使った攻撃によって国内外多数のウェブサイトを停止させてきた。

 しかしながら、「公開」市場から「高性能品(のビデオカード)が完全に姿を消した」という1月の報道を考えると、ロシアのコンピューター専門家たちは暗号資産マイニングに目を向けているようだ。

 マイナーは現在、闇市場で市価の2倍を超える高額な代金をビデオカードに支払ったり、サプライヤーからカードやマイニングリグを1000個の束でまとめ買いしたりしている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ddos-attacks-slow-as-botnet-operators-turn-to-crypto-mining-9258.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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