韓国の通信大手KTがブロックチェーン利益「7倍」を計上

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 新型コロナウイルスのパンデミックにより幅広い分野の業界で取引が鈍化しているが、通信セクターのような一部の分野は勢いづいているようだ。韓国の携帯電話会社最大手のひとつであるKTは、ブロックチェーン売上を伸ばした。

 ニューシアンの記事によれば、KTの営業利益は過去12カ月で2%増加した。競合相手のSKと共に韓国の携帯電話市場を支配している同社は、韓国メディアに幾つかの財務情報を公開した。それによれば、純利益は前年同期比で5.6%増加しているものの、インターネットや法人向けの売上が減少したために売上高は2%近く減少したとのことだ。

 しかし、事業部門のひとつであるブロックチェーン技術は見事な成功を収め、過去1年間で7倍に成長した。同社はそれ以上の数値を提示しなかったが、ブロックチェーンが成長した要因を地方ステーブルコインプロジェクトの成功に求めた。近年、KTは地方政府へのブロックチェーン技術提供企業として韓国最大手となっており、同国の大都市複数で韓国ウォンと1対1で連動したトークンを運営している。

 米国と同じく、韓国政府はパンデミックで最大の打撃を受けた地方経済を家計への給付金で再活性化しようとしてきた。だが韓国政府は中央集権的なアプローチを取るよりも、多くの場合そのような試みの責務を地方政府や市に委ねてきた。

 加えて、韓国政府はパンデミック後の成長エンジンとして非接触型決済手段を重視している。この動きは、多くの地方政府が地方ステーブルコインの形で市民に資金を分配したり、追加のトークン配布を通じて既存のステーブルコインプロジェクトを拡大することを後押ししている。

 ステーブルコインプロジェクトは大きな成功を収めたことが証明されており、ステーブルコイン発行分野でKTの主な競合相手である韓国造幣公社は20年に記録的な利益を上げた。これは韓国国内で多くの地方政府が紙ベースの商品券を段階的に廃止し、ブロックチェーンを活用したスマートフォンアプリやPOS(販売時点情報管理)技術を採用したためだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/south-korean-telcoms-giant-kt-posts-sevenfold-blockchain-pro-9177.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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