韓国中銀、CBDCと暗号資産の法的境界設定を求める

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 韓国の中央銀行である韓国銀行は、韓国政府がCBDC(中央銀行デジタル通貨)と暗号資産(仮想通貨)を区別することを望んでおり、3月に公布される重要な暗号資産法に政府が土壇場で修正を加えることを期待している。

 韓国銀行は様々な分野の専門家の見解をまとめた新たな報告書の中で自らの提言を発表し、既存の法的枠組みにおけるCBDC発行の合法性を検討した。

 ソウル大学校と漢陽大学校に所属する一流の法学者たちがこのプロジェクトに参加した。

 ZDNetコリアによると、この報告書の著者らは、CBDCを発行する場合に韓国銀行が考慮すべき最も重要な問題は「法定通貨として(CBDCは)発行と法的効力の観点において」紙幣や貨幣と「同等の地位を持たなければならない」ことであると結論付けた。

 著者らは、新法の文言では暗号資産とCBDCを区別しようとしていない、と付け加えた。彼らは国会議員に対し、韓国のデジタルウォン発行はまだ遠い先の話であるものの、この規制が施行される前にCBDCに関する条項を新たに加えることで法的な区別をつけるように促した。

 著者らは次のように記した。

 「現行の法律では、韓国銀行以外の機関が発行した暗号資産はその名称に関わらずCBDCとはみなされない」

 彼らは「CBDCは暗号資産ではない。(トークンの)明確な発行者(すなわち韓国銀行)が存在するからだ」とした。

 新法では、暗号資産を「電子的に取引または譲渡され得る電子証明書であり、発行体の存在または不在に関わらず経済的価値を有するもの」と定義している。修正がなければ、この定義は事実上CBDCにも当てはまるだろう、と韓国銀行の報告書は指摘している。

 著者らはこの報告書の中で、CBDCが包摂的であり「弱い立場の人々」のニーズを満たせないことが無いよう韓国銀行は細心の注意を払うべきだ、と主張した。

 韓国銀行は、21年に「仮想環境」でCBDCの試験運用を開始し、試作版デジタルウォンの機能と安全性に関する試験を行う予定だと付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/south-korean-central-bank-build-legal-boundary-between-cbdcs-9160.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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