随伴ガスの試験運用、ロシアのマイナーへの恩恵大か

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 ロシアで予定されているとある試験運用を皮切りに、同国のエネルギー大手が一斉に暗号資産(仮想通貨)マイニング(採掘)事業に参入し始めるようなことが起きれば、同国ビットコイン(BTC)マイナーは環境に配慮した方法で、予想だにしない巨額の利益を得ることになるかもしれない。

 ガスプロム傘下の石油企業、ガスプロム・ネフチが運営する施設については、詳細はいまだ明かされていない。同社は20年末、ハンティ・マンシースクの油田地帯にマイナーを集め会社を開業した。マイナーは1カ月間にわたりビットコインマイニング活動を行っている。

 地層から石油をくみ出すとき、随伴ガスが生産される。石油の抽出過程においてやむを得ないことだ。

 通常この種のガスは燃やされるのだが、燃焼する際に大気中に汚染物質を排出する。しかし随伴ガスはその場で電気エネルギーを作り出すこともできる。ハンティ・マンシースクは非常に寒いことで有名な西シベリアに位置するため、冷却費が削減されるということで(マイニングの観点から言うと)立地条件が良い。

 Ugra-Newsによると、ガスプロム・ネフチはパイロット運用で150のAntminer ASIC S9を設置することができる電力を供給、4万9500立方メートルの随伴ガスが発電する電力を活用して1カ月で1.8BTC(6万4000ドル)をマイニングすることができる。ガスプロム・ネフチがエネルギー変換プロセスを行う。

 同メディアによると、20年の「概算見積もり」には、20年に同地域で約340億立方メートルの随伴ガスが生産されたというデータがある。

 マイナーはエネルギー1キロワットにつき「0.04ドル以下」が支払われる。Global Petrol Pricesのデータによると、一般的な事業においてロシアでは、1キロワットにつき平均少なくとも2倍の賃金が支払われている。

 しかし、パイロット運用が初期段階にあること、同地域内に少なくとも9の油田地帯があるという理由から、パイロット運用がもたらしうる問題も少なからずあるとされている。Ugra-Newsでは、元国会議員でありハンティ・マンシースク・オクルグで長きにわたり知事を務めているナタリア・コマロワ知事の発言が伝えられた。

 「ハンティ・マンシースクは、暗号資産マイナーが競争上優位な立場を確立できるような特徴を備えている。例えば、エネルギー消費量を大きく削減することができる低気温、マイニングの中心地、通信システムや交通インフラ設備に関する基本要件を満たしている地理的特徴などが挙げられる」

 パイロット運用は、下院エネルギー委員会の委員長、パベル・ザバルニー氏など、議会でも支持を得ている。同氏は偶然にもロシアガス協会の代表も務めている。ザバルニー氏は、暗号資産の利用手段やトークンの法的立場に関する反対意見もある中こう述べた。

 「余剰電力がある地域、あるいは電力生産費が市場価格より高い地域で安価な電力を収益化する方法の1つとして暗号資産マイニングがある。マイニング活動を行った場合、ビットコインを収益化し、有形物と交換することで経済的利益を効率的に生み出すことができる。生成された電力を収益化することができる、優位性を持つ戦略だ」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/associated-gas-pilot-could-lead-to-huge-boon-for-russian-bit-8919.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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