ソーシャルリカバリーウォレットは暗号資産向きーブリテン氏

59472558_s.jpg

 ウォレットのセキュリティは10年もの間、暗号資産(仮想通貨)所有者にとって最大の問題のひとつであるが、検討中の新たな解決策が最善の選択肢となる可能性があるとヴィタリック・ブリテン氏は示唆している。

 「ウォレットのセキュリティ問題は、ほぼ開始当初からブロックチェーンエコシステムにとって悩みの種であった」とイーサリアム(ETH)の共同設立者は話しているが、現在、より良い解決策が利用可能である。「ソーシャルリカバリーウォレットと呼ばれる新しい種類のスマートウォレットコントラクトが新たなより良い選択肢」である、とブリテン氏は1月11日のブログの投稿で論じている。
 
 問題点は、秘密鍵の紛失や、現在の価格で10億ドルに相当する何万ものビットコイン(BTC)がハッキングや窃盗に遭っている例を挙げ、暗号資産におけるセキュリティ問題の深刻さを示すために要旨を説明している。分析によれば、なんと1500BTC(5230万ドル)を毎日失い、「長年の損失を合わせると総供給の20%に相当する」とブリテン氏は話す。

 現状の解決策は、長年にわたり、紙面、ハードウェア、マルチシグのような解決策が作られてきたが、これらは使用が面倒で難しく、混乱を招く予防策である。ハードウェアウォレットは「重要な改善」ではあるが、サプライチェーンに攻撃を受けやすく、単一障害点(その単箇所に不具合があると、システム全体が障害となるような箇所がある)はいまだ問題点がある。

 新たな解決策として、必要なことは次の3つの基準を満たすウォレットの設計である。

・単一障害点がない
・最大限の取引のしやすさ
・利用者に見慣れない傾向を学ばせたり、ある行動パターンに従う知的努力を必要としない

 ソーシャルリカバリーシステムは、取引を承認したり、「ガーディアン」の追加や削除に使用するひとつの「署名する秘密鍵」があり、アカウントの秘密鍵を変更するために複数のガーディアンが協力する少なくとも3人の「ガーディアン」がいる。

 ソーシャルリカバリーウォレットは利用者が秘密鍵でメッセージに署名し、確認のクリックをすることで取引が移動される標準的なウォレットとして使用される。利用者が秘密鍵を紛失した場合に、ソーシャルリカバリー機能が効力を発揮する。ウェブサイトを通し、ガーディアンに連絡がいき、ウォレットコントラクトに登録された公開鍵を新しい鍵に変更するための特別な取引に署名することを求める。

 これは人を信用することに逆戻りし、ブロックチェーンや暗号資産業界の価値を裏切るものではなく、すべての信頼を取り去る代わりに、むしろ人々に多くの選択肢を与える「『暗号資産の価値』の表現」であるとブリテン氏は論じている。

 現在、Argentとループリングがソーシャルリカバリーを実行している人気のある2つのウォレットである。

 一方、BTCデベロッパーのウディ・ウェルトハイマー氏はこの投稿は新しい概念を提示していないが、「動機と挑戦をよく表現している概要」であると投稿にコメントした。ウェルトハイマー氏は、「ハードウェアウォレットはウォレットを必要とすることなく作り上げられたという利点を好んでいる」が、進展したマルチシグの設立にビットコイナーが求めているひとつのものがスキップされていると論じている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/social-recovery-wallet-is-better-for-your-cryptoassets-buter-8863.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて