史上最高値に迫るビットコイン、最高値とは何か?

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 ビットコイン(BTC)への注目が高まり、投資家はこの最重要暗号資産(仮想通貨)がこのまま最高値を更新するかどうか状況を見守っている。ただ、最高値は人や企業によって異なる値を意味し、尋ねる人によって変わってくる。

 過去最高値には、1BTC=2万ドル以下から、記録上で最大の強気市場における心理的に重要な節目以上までの幅がある。最後に確認された価格はコインマーケットキャップで1BTC=1万9303ドル。ビットコインがこの節目に近づくまで3年を要したが、ピーク価格のあいまいさを見ると、市場が生まれた当時も最近のように思える。

 過去最高値といえば、ダウ平均株価を見るとよくわかるだろう。ダウ平均株価は24日、過去最高値の3万ドルに達した。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが指数を算出しているため、過去のデータとの比較はされていない。しかしビットコインは中央集権的な機関には属しておらず、正確な市場データを構築するのは難しい。

 過去最高価格だけではなく、記録を更新した日時も異なることを示す例がいくつかある。暗号資産データプラットフォームのコインパプリカでは、ビットコインは17年12月17日に1BTC=2万89ドルの最高値を突破、一方コインゲッコーでは17年12月16日に1万9665ドルの最高値に達したとある。またバイナンス傘下のコインマーケットキャップでは17年12月17日に過去最高の2万89ドルに達したとなっている。ウィキペディアには17日に1万9783.06ドルの最高値に達したと書かれている。

 オスロを拠点とする暗号資産ヘッジファンド、アーケイン・アセットのCIO(最高投資責任者)であり、投資家としても経験のあるエリック・ウォール氏は、言葉の意味だけで判断しないようにしていると話す。

 同氏は「それぞれの取引所が異なった過去最高値を示している理由について答えることは難しい。ウィキペディアにある価格はコインデスクのものだが、私は問題ないと思っている」と述べた。

 データに相違があるのは暗号資産市場データ企業だけではない。ツイッターでCryptoGainzとして知られる有名トレーダーはこう話す。

 「過去最高値が取引所によって異なっているとは興味深い。前回値は全く役に立たない値で、それぞれの取引所がそれぞれの価格を示し、ビットコイン価格を表す通貨もドルに変換される際に価格が変わってくる」

 実際、暗号資産取引所はビットコインの史上最高値に関してそれぞれ異なった値を伝えている。中でも驚くべきは、ツイッターアカウントIamNomadによると、ビットメックスでは17年の数分間1BTC=5万ドル近くで取引されていたという。IamNomadがいうには「チャートをかなりゆがませてしまうような極端な値はTraidingViewなどのチャートのシステムで削除される」という。

 クオンタム・エコノミクスの創業者マティ・グリーンスパン氏は最近のニュースレターの中で、記録的なレベルに近づいているのはビットコインだけではなく、複数のアルトコインも18年以降の最高値に近づいていると指摘。グリーンスパン氏は、自身も含む一部トレーダーがビットコインで利益を上げ、得た資金をアルトコイン市場に投入するというシナリオを説明した。最近急騰しているアルトコインの1つにXRP(XRP)があるが、過去7日間で118%上昇している。

 また同氏は、ビットコインの過去最高値という言葉の微妙な意味合いに注目、「チャートによって異なる」と伝えた。同氏は、最大はビットスタンプ、最低はイートロで、1BTC=1万9666ドルから2万155ドルの幅があると指摘している。

 「過去最高値に達したかどうか、いつ達したのかについては、かなり主観的なものになるだろう」とグリーンパン氏は加えた。

 いずれにせよ、先日ビットコイン価格が抵抗帯を突破したスピードを見ると、今すぐにでも史上最高値に達する可能性があるといえる。そうなった場合は大量のデータを比較しなければいけないことになるだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-all-time-high-what-is-peak-bitcoin-anyway-8411.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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