「寄生的な銀行は顧客資金を奪う」、DeFiを称賛―ロシア元銀行頭取

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 スイスで新たにDeFi(分散型金融)に重点を置いた暗号資産(仮想通貨)銀行プロジェクトをローンチ予定のロシアのメディア王及び元銀行頭取は、伝統的な金融システムと多くのシェルカンパニー(実体のない会社)の設立を認める国を、「汚れた金」を大量に作り出しているとして批判した。

 こう主張するのはアレクサンドル・レベデフ氏。自身がロンドンのEvening standardに加えて共同所有する英国の新聞、インディペンデントの意見記事欄で伝えた。レベデフ氏は、自ら手がけている暗号資産銀行は、「金融2.0」のソリューションとなり、独立系DeFiエコシステムと呼ばれる存在となると述べた。

 モスクワに拠点を置くロシア貯蓄銀行の残りの株式を最近売却したレベデフ氏だが、同記事欄でこう主張した。

 「オフショアと呼ばれる国家を統治する銀行家、知識のない投資家、法律家、監査員、公務員によって、巨大で寄生的な集合体が形成されている。この集合体が作り出すのは、『汚い金』だけだ」

 レベデフ氏は、金融業界に対してさらに厳しい意見を投げかけた。同氏は「現代の銀行家は、顧客の資金を奪うことで、銀行を崩壊」させ、「世界の銀行業界は、顧客の資産を悪用し、毎年1兆ドル増加している『汚れた金』を洗浄するために機能する『銀行と逆の立場に立つ存在』に変わってしまった」と述べた。

 さらに同氏は、警察及び司法制度にこの腐敗を止める力がないことも指摘した。

 「国の法執行機関と裁判所は、組織的にこの不道徳的な行いに対応することはできない。悪徳商法に対して一つずつ対処することで、一時的な措置をとることは可能ではあるが。国際的な枠組みを新たに構築するよう呼びかけているのは、いまだ私1人だけだ」

 レベデフ氏はDeFi活用のソリューション開発に取り組んでいる。同氏は、スイスツーク州の試みである、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)での納税を認める動きなどを支持していると明かした後、最後にこう述べた。

 「もしかすると、間もなく国際的な金融システムにおける真の革新が起こるのかもしれない。ただし、まだ確信できない理由が1つある。システムの在り方が現状のまま続けば、世界経済は崩壊することになるということだ」

 レベデフ氏は以前ロシアメディアに、同氏が進めるイニシアチブを「世界のトップ10DeFiプロジェクト」に入れるため、自身と彼の共同経営者らから1500万ドルを目標に資金を集めていることを明かした。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ex-bank-boss-lebedev-says-parasitic-banks-pocket-clients-mon-7975.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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