アルゼンチンでP2Pビットコイン取引減少、法定通貨ペソは下落

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 アルゼンチンでのビットコイン(BTC)ブームは一時的に減速しているようだ。10月はアルゼンチン・ペソにとって厳しい月となっているが、アルゼンチンのP2P(ピアツーピア)ビットコイン取引高は過去数週間で減少している。

 以前のレポートによると、同国ではビットコインは20年に急上昇、同国民は世界で最も人気の高い暗号資産(仮想通貨)を単に米ドルのゲートウェイではなく、投機の道具として注目している。

 19年、インフレ抑制策として、米ドル取引は売り買いともに1人200ドル以下に制限されていた。

 インフレ率は8月に約41%近く上昇、同国はインフレにより大打撃を受けた。Mercopressによると、アルゼンチン・ペソは隣国ウルグアイでは過去数週間で「事実上価値のないもの」となった。

 アルゼンチンの中央銀行が10月1日に変動為替相場を導入した後、さらにペソの価値は下落した。

 ペソが悲惨な状況にある中でも、ビットコインの成長は減速しているようだ。同国では、P2P取引所の最大手ローカルビットコインの取引高が7月に過去4年間での最高額を記録したが、10月に過去3か月の最低水準にまで落ち込んだ。Coin.danceが伝えた。

 一方、コインゲッコーのデータによると、世界的には暗号資産取引所における9月のビットコイン取引高は8月対して30%近く上昇した。

 しかし、P2P暗号資産マーケットプレイスのパックスフルについては、少し状況が異なっている。パックスフルによると、アルゼンチンでの同社プラットフォームにおけるビットコイン取引高は、基数がかなり低かったこともあるが、過去3カ月で280%上昇した。

 プレスリリースでは、パックスフルのラテンアメリカ地域マネージャーのマグディエラ・リバス氏は、アルゼンチンでは金融危機が刺激となり「暗号資産ブーム」が起こっていると述べた。

 パックスフルによると、結果的に「アルゼンチンでは所有する通貨の価値を維持するため、暗号資産などの新たな投資手段に注目する国民が増加している」という。

 しかし、最近テザー(USDT)のサポートを開始したパックスフルだが、アルゼンチンの暗号資産ユーザーの大半が選択している通貨はいまだ米ドルであることも指摘。同国民は貯蓄を「米ドル化」できる手段を求めているという。

 しかしリバス氏は、一般的なアルゼンチンの投資家の多くは「暗号資産分野の豊富な知識」を持っていると述べた。

 同氏は、暗号資産を活用することで、外貨為替の闇市場に関わることなく米ドルを利用することができると加えた。

 9月にベネズエラからの撤退を発表したパックスフルにとっては、うれしいニュースとなるだろう。同社は発表時「OFAC(米国財務省外国資産管理室)の規制と措置」があったと伝えていた。

 OFACは米国財務省の組織で、ベネズエラ国家やニコラス・マドゥロ政権と事業を行う企業に対して新たに一連の措置を講じた。

 ローカルビットコインによると、同社はOFACの措置を受けてベネズエラから撤退する予定はないという。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/p2p-bitcoin-trading-drops-in-argentina-amid-torrid-times-for-7949.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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