世界の暗号資産とフィンテックの持続可能性を切り開く

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 世界は地球規模の気候危機のさなかにある。これは決して無視できない問題だ。最悪の気候シナリオを回避するため、世界中の国々が2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを達成しようと尽力している。全産業にわたる持続可能性への取り組みは世界規模での優先課題であり、国際金融もその例外ではない。

 ブロックチェーンとデジタル資産業界は、国際金融の持続可能な未来を構築するうえでこれから重要な役割を果たすだろう。われわれは業界として、裾野の広い技術導入を定着させる中で、総体として環境に与える影響を劇的に削減するため結集する必要がある。

 だからこそ、今日、リップルは2030年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを達成することを公約する。また、われわれはXRPレジャー財団、エナジー・ウェブ、ロッキーマウンテン研究所と提携して、新たなオープ―ンソース・ツールであるEWゼロを用いたパブリックブロックチェーンの脱炭素化を行い、まずXRPレジャーの脱酸素化を目指す。加えて、リップルは主要大学とともに、デジタル資産、クレジットカードネットワーク、現金それぞれのエネルギー消費量を算定する新たな研究を進める。

 持続可能性に向けたわれわれの関与はこれに留まるものではない。われわれは産業界の努力を加速するイニシアチブのためにより多くの資源を投入する。以下がその一例だ。

 ・リップル社内の二酸化炭素排出量を包括的に測定し、世界中にあるオフィスとビジネス活動すべてにおいてクリーンで再生可能なエネルギーを購入することで二酸化炭素排出量を削減する

 ・2030年までに残された排出量をすべて除去することを目標として、革新的な二酸化炭素除去技術への投資を行う。加えて、次世代の大規模な脱炭素化技術を育成する。

 ・UCL(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)およびシンガポール国立大学と提携して、暗号資産(仮想通貨)導入が環境に与える影響についての研究を進める。

 これらの環境に配慮した持続可能な行動の完全な実施は一夜にして出来ることではないだろう。今、手遅れになる前に、産業界のリーダーたちは必ずやエネルギー消費を削減するための責任を果たさねばならない。

 ●持続可能性が未来の経済成長を形作る

 世界がクリーンエネルギーの未来へと移行していく中で、持続可能性は明らかに将来の経済成長を牽引する第一の要素であり優先課題だ。事実、様々な産業で二酸化炭素排出量を削減するために持続可能な手段を導入すれば、2030年までに世界経済全体で26兆ドルを節約できると試算されている。国際金融産業もこれに貢献する必要がある。

 貨幣の長期的な持続可能性を分析することは、われわれが貢献する手段のひとつだ。今日使われている通貨の大半は環境に優しいものではなく、貨幣の生産と輸送は環境汚染、森林破壊、二酸化炭素排出量増加の一因となっている。より効率的でアクセスしやすく持続可能な現金の代替手段を提供することで、ブロックチェーンとデジタル資産は今日影響力のある運動を支援している。そして、より持続可能な金融の未来を創造するうえでそれらが担う重要な役割は日に日に大きくなってゆくことだろう。

 ただし、持続可能性については、すべてのデジタル資産が同等ではない。ビットコイン(BTC)はおそらく最も広く知られた暗号資産だが、決して最も持続可能な暗号資産ではない。現行の暗号資産マイニングという手法は比較的大量のエネルギーを消費する。2019年だけでも、ビットコインのトランザクションはポルトガルの年間平均とほぼ同量のエネルギーを消費した。これとは対照的に、デジタル資産XRP(XRP)はビットコインと比べ6万1000倍もエネルギー効率に優れている。

 暗号資産やブロックチェーンといった革新的フィンテックを導入するとき、われわれはデジタル化の推進と並行して持続可能性に優先して取り組まねばならない。

 ●フィンテックは金融のカーボン・ニュートラルな未来を牽引する用意ができている

 従来型金融は持続可能性に対して関心を示しており、フィンテック分野の革新的進歩がその手助けをしている。ブロックチェーンや暗号資産をはじめとしたフィンテックは、より持続可能な未来へ向けた国際金融の努力の最前線に立つのに適任だ。

 たとえば、国際投資顧問会社であり技術提供会社でもあるブラックロックは、顧客が持続可能性への投資を行い、持続可能な製品を生産し、持続可能性に関連したリスクについて様々な企業と協働することを支援している。一方、ロッキーマウンテン研究所は近頃、環境志向金融センターを立ち上げた。低炭素で持続可能な経済と社会の創造を支援する世界最大の金融機関数社もこれに深く関与している。

 国際金融システムの成長においてフィンテックの果たす役割はますます拡大しており、それに伴ってブロックチェーンおよびデジタル資産業界は、適切かつ早期に持続可能性を達成し、現在開発中のものが将来に渡って持続可能となることを保証する機会を得ている。

 ●持続可能な未来の構築におけるわれわれの役割

 すべてのブロックチェーンがカーボン・ニュートラルとなり得ることを保証するために技術団体や保護団体と提携することで、リップルは最前線で持続可能性の責任を担っている。

 XRPレジャーのネイティブデジタル資産であるXRPは、リップルネットのODL(オンデマンド流動性)サービスが環境に配慮したその不変の側面と送金のスケーラビリティを発揮するため特に選ばれたデジタル資産だ。独自の研究は、XRPのトランザクションが2025年までに1000%以上成長する可能性があると示している。このことは、ブロックチェーンが主導する金融において省エネ化と二酸化炭素排出量削減に対して大きな影響をもたらす。

 それゆえに、われれはオープンソース・ツールであるEWゼロの立ち上げを支援している。このツールはエナジー・ウェブ財団とのパートナーシップにより地元市場で再生可能エネルギーを購入することで、XRPレジャーだけではなくあらゆるブロックチェーンの脱炭素化を可能にするものだ。われわれはまた、XRPレジャーが持続可能性の先頭に立ち続けるために必要な開発者の採用を支援するため、XRPレジャー財団に対して多額の資金拠出を行っている。

 気候変動の影響は凄まじい速度で拡大している。クリーンエネルギー産業や国際金融の意思決定団体とともに結集したわれわれは、環境に配慮したデジタル金融の未来を創造するための最も持続可能な手段としてブロックチェーンを位置づけることが可能になるだろう。

 持続可能性に向けたわれわれの努力を知るために、EWゼロの二酸化炭素排出量計算機をチェックし、新たに開設されたXRPL.orgにアクセスして、環境に配慮した今日の構築を始めよう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ripple.com/insights/leading-the-way-on-global-crypto-and-fintech-sustainability/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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