DEX取引高、発展するAMMの影響受け増加

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 AMM(自動マーケットメーカー)の急速な発展は、DEX(分散型取引所)の拡大を加速させる要因の1つとなっている。最新レポートによると、8月、暗号資産(仮想通貨)取引所の総取引高の5%以上を占めた。

 暗号資産分析企業メサーリのデータによると、現在DEXの取引高の90%以上は、AMMによるものという。しかし、この大幅な上昇がAMMのトークン価値に反映されるかどうかはまだ確かでない。

 メサ―リのレポートにはこうある。

 「AMMは、CLOB(集中指値注文台帳)を介した売買に適した価格決定をする取引所とは異なっている。AMMでは、遊休資産を流動性プールに預け入れることで、誰もがマーケットメーカー(流動性の提供を目的に特定の資産を大量売買するマーケット参加者)になることができる。価格は取引される資産間の比率から決定される。マーケットメーカーは、スマートコントラクトによって自動的に取引が実行される時の手数料で利益を得る」

 メサ―リのリサーチアナリストであるジャック・パーディ氏はツイッターで、この経済的成功は持続するものなのか、AMMはそれぞれのガバナンストークンの価値に成長を反映させることができるのか、と疑問を呈している。

 パーディ氏は「暗号資産の誕生によって、短時間で多額の収益を生み出すことができるようになった。数年間(あるいは数カ月)稼働しているAMMは今、数億ドルの利益を生んでいる」と述べた。

 メサ―リによると、13日時点で、年間収益で上位5位に並ぶAMMには、4億600万ドルのユニスワップ、2億2800万ドルのスシスワップ、1億1400万ドルのバランサー、2960万ドルのSwerve、1500万ドルのカーブがある。

 パーディ氏は、AMMの収益とそれぞれのトークン価値との関係性は薄いと指摘。

 スシスワップの場合、トークンのPSR(株価売上高倍率)は0.91倍、対して収益がスシスワップの半分ほどであったバランサーは19.1倍、Swerveの収益はバランサーの4分の1をやや上回るほどで、PSRは5.9倍。Swerveの半分の収益を上げるカーブのPSRは、5つAMMの中で最も高い388.3倍だ。

 パーディ氏は、AMMの将来性は、2つの重要なポイントをおさえることができるかによって決まると予想した。

 「1つ目は、自律的流動性。トークンは、流動性と取引高が増加している流動性プロバイダにトークンを割り当てることで、自力でマーケットを作り出すことができる。2つ目は、価格が安定した資産(ステーブルコインや固定資産)に対するスリッページが少ないこと。CLOBに比べ、価格変動が抑えられたカーブなどは、より優れた商品を提供できる」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/dex-volumes-receive-automated-market-makers-boost-7717.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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