BTCのクジラ、2020年は夏に投資を活発化との研究結果

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 新たなレポートでは、ビットコイン(BTC)の大口投資家は3月の市場暴落を利用して保有額を増やしたが、同時に「クジラ」と呼ばれる最大規模の投資家は20年夏に最も活発に活動するようになったと示唆している。

 OKExインサイトと、ブロックチェーンデータ会社のカタラクトは、20年1月から8月上旬にかけてBTCブロックチェーン上で発生したトランザクションのデータを調査し、次の結論に至った。

 ・小規模な小口投資家は3月のコロナウイルス関連のパニックの間にある意味で「動揺し」、それから5月にBTC価格が暴落前の水準に戻った後、様子見の姿勢となった。

 ・中規模のBTCトランザクションは3月の暴落後に減少、またBTC3度目の半減期にもそれと歩調を合わせて減少したが、夏の間は堅調に増加した。このことは比較的規模の大きな個人投資家やBTCマイナーによるなんらかのアキュムレーション(蓄積)があったと解釈できる。

 ・大口の投資家は暴落後極めて活発に活動し、同時に大規模トランザクションは夏の間堅調に増加した。

 ・最大規模の投資家はBTC価格が安定した夏に最も活発に活動している。

 レポートを書いた研究者は「この上向きのトレンドは、中央銀行による景気刺激策が実物資産の購入を促したために、機関投資家および大規模投資家がBTCを蓄積した可能性があることを示している。しかしながら、われわれにはトランザクション数から実際の活動を明確に分離することができないため、この説は可能性のある仮説に過ぎないものだ」と述べている。

 研究者によると、夏の間のトランザクション急増は、1社以上の大手暗号資産(仮想通貨)取引所が複数のウォレット間でコインを移動させたものとして説明することも出来るし、あるいは、BTCのクジラが大量のBTCの蓄積ないしは分散を行ったものと解釈することも出来る。

 研究者は次のように述べた。「後者の解釈、特に蓄積が行われた可能性については、コロナウイルスのパンデミックが世界市場に大損害を与えた後に定着した言説と一致するものだ。つまり、ポール・チューダー・ジョーンズ氏のような機関投資家やマイクロストラテジーのような10億ドル企業が、法定通貨のインフレヘッジとしてBTCに資産を振り向けてきたという話だ」

 どちらにせよ、オンチェーンのデータからすべてを知ることは不可能であるため、それから結論を引き出そうとする際にアナリストは注意を払う必要がある、と彼らは強調している。

 「たとえば、われわれは大規模なBTCトランザクションを分析することはできるが、そのうちどれだけが暗号資産取引所由来の集約されたトランザクションによる購入や売却や動きであり、どれだけが機関投資家やファンドに由来する大きな動きなのか、われわれには明確に区別することができない」と研究者は述べた。

 当記事執筆時(協定世界時10時40分)、BTCは1BTC=1万412ドルで取引されており、1日でほぼ1%下落し、週ごとの値上がりをほぼ3%まで削減した。BTC価格は1カ月で13%低下、1年ではほぼ変動していない。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-whales-using-2020-to-accumulate-btc-research-7704.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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