開発者たちがロシアのBC選挙を批判、政府は「問題なし」と主張

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 ロシアの選挙委員会は、13日の補欠選挙2つで用いられたブロックチェーン(BC)を活用したモバイル投票プラットフォームが成功を収めたとしている。だが、同国の専門家は選挙システムにどんな技術を用いるべきかについてクレムリンと異なる見解をとっているようだ。

 コメルサントの報道によれば、デジタル発展・通信・マスコミ相を務めるマクスト・シャダエフ氏は、ヤロスラヴリ州とクルスク州で行われた2つの補欠選挙において、同プラットフォームが運用された3日間に「重大な技術的問題はなかった」と主張している。中央選挙委員会はこのシステムのセキュリティに自信を持っているとしている。

 スマートフォンとパソコンを介する、ブロックチェーンを活用した投票方法は、今のロシアで喫緊の課題となっている。20年にこの投票方法はモスクワの地方選挙と、テストベッド地域となったモスクワとニジニ・ノヴゴロドにおける夏の国民投票で使用された。

 ロシア政府は21年の議会総選挙でブロックチェーン投票のロールアウトを計画していると述べた。また、ロシア政府は長距離電話会社のロステレコムが構築したプラットフォームを使用している。ロステレコムは資本の過半数をロシアの国家が保有している。

 大臣の発言によれば、13日の補欠選挙で発生した唯一の問題は、古いウェブブラウザを使ってプラットフォームにアクセスしようとしたユーザーに関連した些細な問題だけだという。

 しかしながら、ロシア国内の主だった開発者複数はこのプラットフォームを批判しており、ロステレコムのサーバーがホストしているために、これは適切な分散型ブロックチェーンネットワークではないと主張している。

 システムの運用者はソースコードをGitHubのレポジトリに投稿したが、開発者たちはすぐに同プラットフォームがデータ脆弱性の問題を露わにしているとコメントした。開発者の中には、投票者の身元を明らかにしたり、どう投票したかを調べることも比較的容易だろうと主張する人もいる。

 同メディアは、ソフトフェア開発会社ファンコープでサーバーソフトウェア開発の責任者を務めるセルゲイ・アクセノフ氏による次のような主張を引用した。

 「この投票プロセスそのものはロステレコムのサーバー内で行われている。そのため、(運用者が)票を水増しし、その後ブロックチェーン全体を書き換えることで、なんであれ望む結果を得ることを防止する手段はない。暗号化、電子署名、データストレージメカニズムの使用はこのことを防止できるものでは決してない」

 別の本職の開発者は、国のプラットフォームではロシアの諜報機関であるFSB(ロシア連邦保安庁)が承認した暗号化アルゴリズムのみが利用できることから、同プラットフォームの暗号化保護システムで用いられているアルゴリズムは「信頼できない」と述べている。

 この専門家は、このブロックチェーン投票システムで用いられているロステレコムのアルゴリズムが準拠しているセキュリティ標準は古く陳腐化したものだとも述べている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/devs-criticize-russian-blockchain-elections-gov-t-claims-no-7703.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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