日本、CBDC競争で中国に6年出遅れか―専門家

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 日本の専門家によると、デジタル通貨の発展において、日本は中国に6年も後れを取っている。また、BC(ブロックチェーン)に関しても、テクノロジー競争での東アジア最大のライバルに立ち遅れている可能性があるという。

 レコードチャイナに掲載された、パンパシフィックの元事務所長で、長く中国を観察する高野悠介氏のコラム記事によると、中国は「国家が一丸となってBC分野で世界をリードしようとしている」という。

 高野氏は、日本がBC関連の取り組みを行っているのは明らかだが、中国と比べると見劣りすることが多いと述べた。

 同氏によると、BC関連のカンファレンススケジュールを見ると、北京がBC分野に対していかに真剣に取り組んでいるかがわかるという。金融規制機関の先頭に立つ金融庁と、日経新聞が主催となり、8月に大型イベントが開催されたが、同月に中国では4つのBC関連の大規模イベントが行われた。

 中国では、さらに4つのBC関連の大型カンファレンスが20年度末までに開催される予定だが、東京では21年までBC関連の大規模イベントの計画がない。

 CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)の発展についても、北京が一枚上手だという。中国の中央銀行はすでに14年に、CBDC研究グループを立ち上げている。

 高野氏は、中国系ウェブサイトにある多くの最新記事は、デジタル人民元とウィーチャットペイやアリペイなどの電子決済プラットフォームの類似点に注目していると指摘。導入が間近に迫っている可能性を示唆しているという。

 中国人民銀行(中央銀行)は、16年に紙幣をデジタル通貨に置き換える計画について言及しているが、デジタル人民元計画が「本格的に」開始されたのはこの時といえると高野氏は指摘した。

 同氏によると、18年半ば、中国の国営テレビ局が暗号資産(仮想通貨)を非難する番組を放送したが、同時にBC技術を支持、「ノーコインのBC技術」の特性を賞賛していたという。

 中国は暗号資産は認めず、CBDCの発行や、BC市場で世界をリードすることを目的とする基本方針は比較的明らかにされていたという高野氏はさらにこう述べた。

 「中国のBC戦略は明確だ」

 同氏は、中国では「医療や貿易金融などの分野における実践的で現実的なBC計画はすでに進行中だ」と述べた。

 対して日本のCBDC議論は堂々巡りで、デジタル円の発行計画は20年に本格始動したばかりだ。日本のBC発展も中国より遅れている。

 高野氏は、疑問を投げかける形で最後に述べた。

 「日本はCBDC計画で中国に6年の後れを取っている。(日本で開催される)数少ないブロックチェーンのカンファレンスも、専門家以外あまり注目していない。これで日本は大丈夫なのだろうか」。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/expert-warns-japan-is-lagging-six-years-behind-china-in-cbdc-7684.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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