中国の鉄鋼メーカーがブロックチェーンの利用でドル依存の脱却図る

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 中国企業は、ブロックチェーン技術を用いることで国際貿易取引におけるドル依存の終焉を目指している可能性がある。同国の鉄鋼業界は、アメリカのドル紙幣ではなく中国の法定通貨である人民元で原材料を購入しようとしている。

 中国経済網の報道によれば、中国では人民元で貿易取引を行うためにブロックチェーンを活用した国際プラットフォームに加わる鉄鉱石輸入会社がますます増加しており、これにより国際貿易で通常選択されてきた通貨であるドルが不要になる可能性がある。

 ブロックチェーンを活用した国際輸出入プラットフォームが新たに普及したことで、世界最大の鉄鉱石採掘会社数社は、鋼鉄の主な原材料である鉄鉱石を米ドルを必要とせず中国企業に直接売却することが可能になった。

 中国政府は国際貿易企業のドル依存の終焉に向けてこれまで熱心に取り組んできており、将来展開されるデジタル人民元が国際的な成功を収めることに大きな期待をかけている。

 だがその間にも、ブロックチェーン技術を利用した数多くの国際貿易プラットフォームが全国的に展開されており、これによって銀行はより迅速かつ効率的に金融取引を行えるようになった。

 世界の3大鉄鉱石採掘会社、つまりブラジル企業のヴァーレと、オーストラリア企業のリオ・ティントとBHPグループは、20年中に中国の大手鉄鋼メーカーと既に人民元での取引を行った、と同メディアは報じている。

 また、宝武鋼鉄は6月に、BHPグループと1400万ドルを超える規模のブロックチェーンを活用した鉄鉱石取引契約を結んだ。

 さらに、多くの採掘会社は人民元契約による少量の鉄鉱石の現物取引を中国の港湾で始めており、一部の企業はここでもブロックチェーンを活用したソリューションの導入を目指している。

 同メディアは、ブロックチェーンを活用した信用状の発行により銀行はかつてないほど迅速に決済を処理できるようになったと報じている。これはつまり、多くの鉄鉱石貿易契約が今なおドル建てで算定されているとしても、取引完了までのスピードがかつてないほど迅速になっている上に、殆どあるいは完全にペーパーレスとなっていることから、人民元での決済も可能になっているということだ。

 中国は大きく抜きん出た世界最大の鉄鋼生産国だ。世界鉄鋼協会のデータによれば、18年に中国の鉄鋼生産は世界市場全体の50%以上を占めている。また同国は世界最大の鉄鋼消費国でもあり、やはり18年の数値によれば、地球全体の鉄鋼生産量の48%を消費している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/chinese-steelmakers-using-blockchain-to-break-dollar-depende-7443.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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