長期保有か短期売買か―最適なビットコイン戦略とは

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 興味深いものは「ビットコイン(BTC)をホールドする」場合だ。当初は、暗号資産(仮想通貨)をホールドする傾向がある投資家は、18年以降に参加したある程度地位を持つ機関投資家ではなく、17年の上昇相場以前にすでにその戦略を知っていた一般の人々に多いとされていた。しかし、現実は全く異なっているようだ。

 過去3カ月で価格が急上昇している現在のビットコイン市場において、ホールド傾向の市場に顕著な変化がみられている。チェイナリシスの最新レポートによると、特に東洋に比べると北米の投資家は「保守的なバイ・アンド・ホールド戦略」をとっているという。

 世界平均では、暗号資産取引高に関しては北米が3番目に最も活動的な地域だ。西ヨーロッパ、市場リーダーである東アジアに続き北米は全取引の14.8%を占めている。しかし、他の地域とは異なり北米では域内取引が多い。ビットコインの地域別フローを見ると、6000万ドル以上のビットコインが同地域内(つまり北米から北米)で移動している。各地域でも地域外へのフローよりも地域内でのフローのほうが多いが、北米に関しては他よりもその一層差が大きい。

 この米国内での取引活動は、単なる機関投資家ではなく、成長している機関によるものが主となっている。レポートは下記の通り指摘した。

 「北米は、一般的なプロの投資家より多額の暗号資産取引を行う、成長中の機関投資家の投資先にもなっている。」

 機関投資家は過去2年間で北米市場に進出し始め、6月に1BTC=1万3800ドルの最高値に達し、年間70%以上の上昇率を記録したことでビットコインにとってプラスの年となった19年の12月に最も増加した。

 決済額をみても、北米ビットコイン市場では機関投資家の動きがより大きいことがわかる。19年12月から20年5月において、100万ドル以上の額を伴う取引は46%から57%に増加している。注目すべきはこの増加はドル建てであるということだ。ビットコインの実際の価値は最高では1BTC=1万ドル、最低では3800ドルまで増減していた。同期間では、プロの投資家の市場シェアもまた87%から92%まで上昇した。

 当レポートでわかる最も重要なことは、機関投資家はビットコインのトレーダーというより、ホルダーであるということだ。レポートではこのように述べられている。

 「データによると、北米に拠点を置くプロ及び機関投資家は、比較的上昇時に取引を行うことが多い東アジア拠点の投資家よりも、暗号資産をバイ・アンド・ホールドする傾向がある。」

 興味深いことに、過去2週間において、25%以上の利益を蓄えた30万以上のビットコインが売却され、ビットコインをホールドする傾向がかなり弱まってきている。つまり、長期間保有されるビットコインが、最低でもその価値の4分の1の利益を求めて一斉に売却されているということだ。機関投資家がホールド戦略の中心となっているのであれば、売却傾向にある集団の中でも中心となり利益を収めているだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/bitcoin-buy-and-hodl-vs-buy-and-trade-asap-which-strategy-works-for-whom/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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