ロシアのビットコイン、イーサリアム、モネロ監視計画はどれくらい現実的か?

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 ロシアの専門家はモスクワがビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)、モネロ(XMR)のようなプライベートトークンの匿名性を部分的に奪うことを可能とする新しい暗号資産(仮想通貨)監視プラットフォームの実現可能性について議論している。
 
 8月11日に報道されたように、マネーロンダリングやテロへの資金援助に対抗する任務を担っている政府機関Rosfinmonitoringとして知られている金融犯罪監視機関が、AIによる「部分的に」匿名性を奪うプラットフォームの試作品を開発したことが証拠であると地元メディアは話している。報道によれば、プラットフォームは役人にロシアにいる誰が誰にBTC、ETHなどを送っているかを監視させている。

 同機関はプラットフォームをローンチするために1000万ドル以上の予算が必要になると話している。

 イズベスチヤの報道によれば、モスクワ・デジタル・スクールのCEO(最高経営責任者)のドミトリー・ザハロフ氏は、多くの犯罪者は注意深く自分の形跡を隠すため、Rosfinmonitoringの計画は「技術的には」機能するが、「確かな困難」に直面すると話した。

 ザハロフ氏は次のように述べた。

 「犯罪者は暗号資産を取引所に送る前に、複数のアドレスを使い小さな取引に分割する」

 ロシアで暗号資産を効果的に追跡するためには、「市場参加者のすべて」が「取引所でトークンに警告を与え、アカウントを凍結させ」て「協力して行動する」必要があると、ザハロフ氏は話した。

 さらに、真の匿名性として、プライバシーを好む人の多くはいまだ現金での取引を好んでいる。

 また、メディアは、Rosfinmonitoringが計画している監視プラットフォームは個人利用者や一度限りの取引を追跡するには非効率だと弁護士が意見を述べたと伝えている。しかし、AIの機械学習インターフェースは非合法で非登録の暗号資産取引所や仲介業者を特定するのに役立つ可能性がある。

 同時に、ブロックチェーン企業DTIの重役アレクサンダー・ブトマノフ氏は、1000万ドルは計画を実行するのに十分な額で、人件費やサーバーにかかる維持費は「年に数百万ドル」で足りるだろうとコメルサントに意見を述べた。

 しかし、同機関の真の標的が組織犯罪やテロ組織ならば、暗号資産監視ソフトウェアの開発は見当違いだとブトマノフ氏は示唆した。
 
 ブトマノフ氏は次のように意見を述べた。

 「ロシアで使用されている暗号資産で行われているテロの資金調達の割合は、実質的にはゼロで、ロシアで行われているマネーロンダリングのほんの一部でしか暗号資産は使用されていない」。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/how-realistic-is-russia-s-bitcoin-ethereum-monero-monitoring-7404.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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