暗号資産市場、センチメント低下もポジティブゾーン維持

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 暗号資産(仮想通貨)市場のセンチメント(市場心理)分析サービスを手掛けるオーメニックスによれば、時価総額で上位10の暗号資産に関する市場センチメント指数(セントスコア)の7日移動平均の合計値は、先週過去最高に達した後でやや下方に調整され、10点満点中6.24だったものが今週は6.14になった。

 10日、ビットコイン(BTC)が再び1BTC=1万2000ドルに到達したように、暗号資産市場全体は上昇基調が続いているが、暗号資産市場のセンチメントはその流れを追っていない。BTCはセントスコアで10点満点中7.6と非常にポジティブな値を保っており、それに続くイーサリアム(ETH)も6.8とポジティブになっている。大手の暗号資産2つを除くと、先週はチェーンリンク(LINK)とバイナンスコイン(BNB)にとって良い週だった。ポジティブゾーンに突入した両者は市場センチメントを最も大きく上昇させ、それぞれ8.1%と7.7%伸ばした。

 先週はテザー(USDT)やビットコインキャッシュ(BCH)やライトコイン(LTC)にとってそれほど良い週ではなかった。USDTの市場センチメントは5.8から5.3(マイナス10.1%)下落し、BCHのセンチメントは5.5(マイナス7%)へと下落した。LTCはセントスコアをマイナス5.8%落としながらもポジティブゾーンに留まり、先週は6.4だったものが10日は6.1になった。

 上位10の暗号資産のうち残りのセントスコアはほぼ変動しなかった。

 一方で、過去24時間(協定世界時12時20分時点)における上位10の暗号資産に関するセントスコアの移動平均の合計値は6.17となり、3日の24時間スコアとちょうど同じ数字となった。この時間内で、BTCはやはり非常にポジティブなゾーン(7.7)に入った唯一のデジタル資産だった。一方で4つの暗号資産、ETHとXRP(XRP)とエイダ(ADA)とBNBはややポジティブなセンチメントを得た。上位10のうち残りは過去24時間ニュートラルなセンチメントを共有しており、各々が7日移動平均の一般的スコアよりやや低い数字となった。

 オーメニックスが評価している上位39の暗号資産すべてを調べてみると、先週はディークレッド(DCR)、ナノ(NANO)、テゾス(XTZ)、ゼロエックス(ZRX)プロトコルにとって良い週だった。これらはいずれもセントスコアを10%以上上昇させている。上位10の他に、ポジティブなセントスコア(6以上)を得たのはトロン(TRX)、ネム(XEM)、NANO、カルダノ(ADA)、ステラ(XLM)、ジーキャッシュ(ZEC)、アイオタ(IOTA)、DCR、モネロ(XMR)だった。

 先週はイーサリアムクラシック(ETC)にとって恵まれた週ではなく、ETCは再び別の51%攻撃を受けた。これを受けてその市場センチメントは30.8%急落し、ややネガティブなゾーンに達した。センチメント的には、オーエムジー(OMG)ネットワークにとっても厳しい週となり、OMGコインは先週からスコアをマイナス12.9%失った。

 にもかかわらず、上位39の暗号資産はいずれも現在はまだネガティブゾーンに入っていない。

 ●調査手法

 オーメニックスは独自のアルゴリズムに基づき、ニュース、ソーシャルメディア、テクニカル分析、拡散されたトレンド、仮想通貨のファンダメンタルの4つを集計したセントスコアによって市場のセンチメントを計測している。

 同社は自社のウェブサイトで「オーメニックスはトレンドになったニュース記事と、ソーシャルメディアで拡散された投稿をオールインワンのデータプラットフォームに集約しています。そこでコンテンツのセンチメントが分析できるのです」と説明している。後の文章では「オーメニックスはニュースとソーシャルメディアに基づく2種のセンチメント指標と、テクニカル分析、仮想通貨のファンダメンタル、バズによる追加の縦軸3種を組み合わせて、各仮想通貨の大まかな見通しを知らせる値であるセントスコアを生成しています」と付け加えられている。現在、同社は39の仮想通貨を評価している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-market-sentiment-slips-still-remains-positive-7380.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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