ハッキングしたビットコインの一般的な取り扱い方

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 7月15日、著名人のツイッターアカウントのいくつかがハッキングされ、大規模なビットコイン(BTC)詐欺が行われた。標的とされた有名人の中には、イーロン・マスク氏、ジェフ・ベゾス氏、バラク・オバマ氏がいる。この詐欺でハッカーは12.86BTC、または11万8000ドルを手に入れた。この事件はメディアで大々的に報じられたが、数日前に起きた26倍の量のBTCが送り込まれた別の詐欺については、まったく報道されなかった。さらに事態を悪化させることは、この詐欺で吸い取られたBTCはダークネットに向かっているということだ。

 ハッキングのニュースがツイッターで炎上する数日前、20年7月10日、イギリス拠点の暗号資産取引所キャッシャーで336BTCがハッキングされた。キャッシャーの共同設立者、ジャニナ・ローヴィスがAMBCryptoに共有した報道によれば、ハッカーは「従業員のウォレット」のひとつからBTCすべてを特定のアドレスに送ったようだ。

 捜査は進行中であるが、この事件の解決策がありそうだ。ブロックチェーン分析会社サイファートレースはキャッシャーのハッキングで盗まれたBTCの大部分はまだ使用されていないとAMBCryptoに話した。
 
 サイファートレースの財務アナリスト長、ジョン・ジェフリーズ氏は分析を「リアルタイムの予測スコアリング」呼び、ハッカーのアドレスと取引を分析すると、資金は「複数に移行され、ピール・チェーンの過程が始まった」ことが明らかになったと話している。

 ピール・チェーンとは発信源アドレスを追跡されるのを防ぐために、犯罪活動の一部として入手したBTCを移動させる過程である。第三者評価を避けるために、ハッキングしたBTCを保持している発信源アドレスは複数のアドレスに送信され、「犯罪に関連していない」BTCと混ぜ、「あちこちに移動させる。」

 ジェフリーズ氏は、ピール・チェーン過程を追跡し、7月15日、85%の資金は使用されていないと「自信を持って」話した。約260万ドルに値する286.4BTCが使用されておらず、ピール・チェーンの段階にあることを意味する。

 より適切に言えば、46万ドルに値する残りの50BTCはキャッシャーのハッキングとは別の資源からの資金と組み合わされ、ダークネット市場ヒドラと5つの取引所に送金された。ジェフリーズ氏曰く、

 「残りの資金は最初のハッキングとは関係のない資金と組み合わされ、ダークネット市場ヒドラと5つの特有の暗号資産取引所に移された」

 サイファートレースはハッキングされた15%のBTCがどの取引所に送られたのかは発表していないが、懸念すべきはヒドラに送られたBTCである。

 チェーンアリシスの報告によると、ヒドラは合計で65%のダークネットマーケットシェアを持つ単独で最大のダークネット市場である。さらに、ヒドラ市場は「ロシアにいる顧客のみ」に応じている。

 これはハッカーが必ずしもロシア人であることを意味している訳ではなく、ヒドラはピール・チェーン過程の一部であり、最終目的地はまったく別の場所の可能性もある。しかし、キャッシャーのハッキングの重要性は、吸い取られたBTCがどこにどうやって送り込まれたのかだけに向けられるべきではないとほのめかしている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/lowdown-on-what-hackers-typically-do-with-hacked-bitcoins/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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