ETHのトランザクション手数料がさらに上昇、BTCと僅差に

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 イーサリアム(ETH)のトランザクション手数料は上昇を続けており、一部にはこの問題が対処されなければ、競合ネットワークへの移動を促すだろうと警告する声もある。一方、時価総額1位のビットコイン(BTC)と2位のETHのトランザクション手数料を比べたとき、BTCの手数料はピークだった5月から顕著に減少しているため、両者の差は大幅に狭まっている。

 直近の急上昇により、ETHの手数料はその高額さで悪名高いBTCのトランザクション手数料に近い数字にまで達している。

 ビットインフォチャートがまとめたデータによれば、両ネットワーク間の手数料格差がなくなりつつあることが明らかになったのは、BTCの手数料が急激に減少し始めた5月20日頃からだ。

 6月23日時点で、ETHネットワークのトランザクション手数料の中央値(生の値)は0.341ドルだが、対するBTCネットワークでは0.635ドルだった。

 一方、同日の7日移動平均チャートを見ると、ETHの手数料は0.271ドルで、BTCの手数料は0.646ドルとなる。

 ETHの手数料が急上昇したことで、ETHのスケーラビリティ問題と高額な手数料が原因となって、利用者とdApp(分散型アプリ)の開発者が他のスマート・コントラクト・プラットフォームに移動するかもしれないとまで主張する人も現れた。ブロックタウン・キャピタルのマネージングパートナーであるジョセフ・トダーロ氏もその中のひとりだ。彼はツイッターに、手数料が急上昇した結果、ETHの競合他社がより注目を集めるようになるかもしれないと投稿した。

 肯定的な側面を見ると、ETHファンの多くが、来たるべきETH2.0へのアップグレードがスケーラビリティ問題の解決策となることを指摘している。また、ETHの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が述べているように、ネットワークのアップグレードバージョンの開発は「順調」であり、20年の第3四半期のどこかで公開される可能性もある。

 一方で、ETH2.0を待つよりも早期に影響を与えられる修正案があると主張する人もいる。

 セットプロトコル社のプロダクトマーケティングマネージャーであるとともにEthHubの共同創設者でもあるアンソニー・サッサーノ氏が、彼のニュースレターTheDailyGweiの最新号で説明しているように、マイナーはETH上でのブロックのガスリミットを増やすべきと投票で求めることができ、実際そうしている。

 ただし、ブロックのガスリミット増加は問題を先送りするだけだと言う人もいるかもしれない。それはETHブロックチェーンそのものの容量を増やすことになり、これもまたネットワークを苦しめている課題であるためだ。

 事実、ETHの手数料が増加した最近になって初めて、コミュニティがこの問題について懸念を表明したわけではない。同じことは5月にも起こっており、当時コミュニティのメンバーはBTCとETH両方のトランザクション手数料が急上昇していることについて不満を述べていた。

 記事執筆時点(協定世界時14時00分)で、ETHは1ETH=239ドルで取引されている。23日中に1.39%値を下げているが、1週間で見ると2.68%値上がりしている。一方、BTCは1BTC=9407ドルで流通しており、価格は1日で2.57%、1週間で0.61%下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ethereum-transaction-fees-rise-further-gap-with-bitcoin-narr-6934.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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