不換紙幣の暴落はビットコイン発展の必須条件ではない―著名経済学者

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 暗号資産(仮想通貨)が本格的に発展するには不換紙幣の暴落が不可欠なのか。紙幣の崩壊とデジタル通貨を利用した革命を望んでいる暗号資産専門家の多くは、ビットコイン(BTC)が首位に立つためには、国民が従来の通貨に対しての信頼を失い、現金を決定的に衰退させるような大暴落が必然的であると考えている。

 多くの専門家は今新型コロナウイルス感染拡大による経済低迷によって引き起こされる可能性もある、「紙幣発行機を最大速度で稼働させるようなハイパーインフレ」によってビットコインが頂点に立つことを望んでいる。

 しかしある著名アナリストは、これは必ずしも事実ではなく、現金のハイパーインフレによる危機はビットコインが主要通貨として支持されるための前提条件ではないかもしれないと主張している。

 この発言は元レバノンアメリカ大学経済学教授で18年出版のThe Bitcoin Standardの著者であるのサイフェディアン・アモウス氏によるものだ。

 CoinScrumのビデオインタビューの中で、アモウス氏はこのように述べた。

 「ハイパーインフレは必ずしもビットコインの成長と関連しているわけではない。私はハイパーインフレが起こらずともビットコインは発展することができると考えている。」

 彼は「逆に言うとビットコインの需要とは完全に無関係のハイパーインフレが生じる可能性がある。」と述べる。

 アモウス氏によると、ビットコイン需要はむしろトークン価値が上昇し続け、国際的に行われるビットコイン取引の日間取引数が増加し続けるときに高まるという。

 これが事実だとすれば、不換紙幣の崩壊とは関係なくビットコインの重要性は高まることになる。

 しかしアモウス氏はハイパーインフレが発生するということは認め、多くの人々は「資金を国外に移動させる」ためにビットコインを購入しようするだろうと考える。

 彼は急激な紙幣の大暴落を伴わないビットコイン支配への適切な道はさらに存在すると主張する。

 「ビットコインの伸び率が上昇し、自国通貨での時価総額の成長率の低下があるとき、最終的にビットコインが紙幣を上回る。これは紙幣のハイパーインフレとは関係なく起こる。」

 また彼は、CBDC(中央銀行デジタル通貨)とそれらが引き起こしうる世界経済情勢への影響に対して比較的否定的な見方をもっているようだ。

 彼によると紙幣のほとんどは事実上はもはやデジタル通貨であるため、CBDCは「実質的にはバイパーウェア(発表されたものの公開が未決定なソフトウェア)」であるという。

 「(CBDCが本格始動するとしても)追加的な機能的能力はない。もしかすると携帯電話のアプリが地方銀行を介さずFRB(米連邦準備制度理事会)に直接つながることになるかもしれない。地方銀行を需要バランスから排除しているFRBは(エンドユーザーにとって)それほど重要ではない。」

 全インタビューとCoinscrum Marketsの全エピソードはここで視聴可能だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/fiat-crash-not-a-prerequisite-for-bitcoin-takeoff-says-exper-6898.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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