BTC価格は米国ハイテク株と密に関連している―アナリスト談

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 あるファンドマネージャーが、ビットコイン(BTC)価格には米国の一部巨大IT企業の株価との間に強い相関関係があるとの見方を示した。だが同時に、大手ハイテク株と同様、BTCの次なる大幅な上昇局面を期待するにはコロナウイルスのパンデミックが収束するまで待たなければならない可能性があるとも警告した。

 アトランティック・ハウスのファンドマネージャーであるチャーリー・モリス氏は、BTC価格と、しばしばFAANG(フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)とも呼ばれるハイテク企業の株価との間にある密接な関係を示すと思われるデータを共有した。

 しかしながら、同アナリストの見解では、現在のマクロ的背景はハイテク系のグロース株よりも古典的なバリュー株にとって有利なものになっている。一時期の株式市場では、前者の投資成果が後者を上回っていた。

 そしてモリス氏は、BTCはハイテク株とよく似た形で取引されるため、今はまだBTCが重要な1BTC=1万ドルの指標を突破するときではないかもしれないとの見方を示した。

 彼は次のように書いた。

 「私はBTCのブレイクアウトがいずれ来ると思うが、それは新型コロナウイルス後の回復期が終わり、FAANGが上昇局面に復帰した後になるだろう。(中略)急ぐことはない。市場でよく言われるように、長く待てば待つほど、ブレイクもより大きくなる」

 彼はまた、BTCには「休養」が必要であり、「マクロについての私見を述べれば、BTCはハイテク株と同じ理由で一時的に旗色が悪くなっている」と書いた。

 「ハイテク株に何も問題はない。ただ、企業価値の上昇が進行する間、休養を取る必要があるだけだ。それが終われば、すぐにブレイクアウトが見られるかもしれない。さらに、今回は機関投資家が参加するだろう。巨大なブレイクアウトになると思われる」と彼は述べた。

 彼はまた、この理論を拡張して、株式市場が新型コロナウイルスによる景気後退から完全に回復するまでは、BTCが指標となる価格を突破するのは困難だろうとした。

 モリス氏によれば、「BTCだけを切り離して考えないことが重要だ」という。

 その代わりに、彼は「すべての資産価格はある程度関連している」と述べ、従来の株式市場と暗号資産(仮想通貨)市場の間には多くの人が考えるよりも密接な繋がりがある可能性を示唆した。

 古典的なバリュー投資が現在持つ価値に関するモリス氏の見解は、資産管理会社クリエイティブ・プランニングの社長ピーター・マルーク氏が表明した意見と共鳴している。5月に行った発言の中で、マルーク氏は「伝統的に安定している会社」の高配当株が現在「半値」で売られているときに「投機の世界に踏み込む必要はない」と述べていた。

 ただし、BTCに関するモリス氏とマルーク氏の予測にすべての人が同意しているわけではない。他の多くの人は、新型コロナウイルスが引き起こした金融不安に対抗するために中央銀行がとった行動が、必然的にBTC価格を押し上げるだろうと主張してきた。

 その一例として、伝説的なトレーダーのポール・チューダー・ジョーンズ氏は5月にBTCを称して、彼が「大いなる通貨膨張」と命名したものに対する「素晴らしい自己防衛手段」と呼んだ。

 暗号資産レンディング会社のセルシウス・ネットワークのCEOアレックス・マシンスキー氏もまた、自己資金を金とBTCに投じるよう投資家に促した。

 記事執筆時点(協定世界時14時39分)で、BTCは1BTC=9214ドルで取引されており、1日で2%、1週間で5%値下がりしている。この価格は1カ月で4%、1年では1%下落している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-prices-closely-linked-to-big-us-tech-stock-says-anal-6843.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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