トロン4.0のニュースを受けTRXがトップ25をリード

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 トロン・ネットワークの次期バージョンが7月7日にローンチされるというニュースを受けて、同プラットフォームのネイティブ通貨であるトロン(TRX)は、過去24時間のうちに時価総額で上位25に入る暗号資産(仮想通貨)の中で最も大きな値上がりを見せた。

 7日に、トロンの創業者であるジャスティン・サン氏はコミュニティに当てた公開書簡の中で、トロンのオデッセイ・バージョンの最後を飾るトロン4.0、通称「グレート・ボヤージュ」が近くローンチされることを発表した。サン氏はこれを「BC(ブロックチェーン)の歴史における決定的な瞬間」と呼び、これは「『ウェブの分散化』というトロンのビジョンの具現化であるだけではなく、これからのBC世代のための金融インフラでもある」と説明した。

 記事執筆時点(協定世界時9時22分)TRXは1TRX=0.018ドルで取引されており、価格は過去24時間で6%、1週間で13.5%上昇している。同時に、時価総額は1日前からほとんど変わっていない。二番手につけたクリプトドットコムチェーン(CRO)は1日で4.5%値上がりしている。

 公開書簡ではこのアップグレードについて、これは分散型金融に関するアップグレードであってdapp(分散型アプリ)だけのアップグレードではないとしている。その内容についてはブログ記事で更に詳しく説明されている。

 1. TRONZプライバシー・プロトコルのアップデート:これは仮想マシンによってサポートされるスマート・プライバシー・プロトコルであり、3種のゼロ知識証明命令に対応する3タイプのTRC20匿名トランザクションをサポートしている。TRC20匿名トランザクションはTRC20標準のトークンすべてをサポートするが、同プロトコルがカバーするのはTRCトークンだけだ。「どんな形でもTRXが匿名になることはない」匿名トランザクションのトランザクション手数料は平均すると約3TRX(0.055ドル)で、移動できるトークン数に制限はない。複数の匿名アドレスで1つの秘密鍵を利用することも可能だが、ユーザーはクエリ用の秘密鍵を第三者組織に送ることでトランザクションを検証してもらうことが出来る。

 2. TPOS二層型合意形成メカニズム:2つの合意形成メカニズムを組み合わせることで、ブロックの承認時間を57秒から3秒にまで短縮した。

 3. TICPクロスチェーン・プロトコル:これを実装すると、任意のBC2つの間でクロスチェーン通信が成立するようになる。現在、トロンのパブリック・チェーンへ接続できるBCの数は制限されている。

 4. 金融機関と企業向けのBCソリューション:ブログ記事によれば、これは特定の金融機関や企業のニーズに基づいてカスタマイズされたアプリケーションBCを展開できるようにデザインされている。そのためプロジェクトに必要なコストと時間を削減できる。同時にこれは新しいBCシステムの導入を後押しすることにもなる。

 設計者は、トロン4.0が中小規模の開発者がdappを構築する際の第一の選択肢となるだろうとしつつ、それが「金融機関や企業のユーザーがBCの世界に参入するための唯一の入り口となるだろう」とも主張している。

 さらに、ブログ記事ではTRXとイーサリアム(ETH)を比較して、後者は平均手数料が35倍も高いと指摘した。一方で、一般的にサン氏は前者のほうが優れており、ゆえに、開発者やBCベースのアプリにとってより良いプラットフォームであると論じてきた。その一方で、データ収集と分析を手がけるダップレーダー社は、19年1月から20年1月までの範囲で1日あたりのアクティブユーザー数を比較したカテゴリではTRXが勝利していることを発見した。一方、アナリティクス・サービスのダップレビューによれば、20年第1四半期のdappカテゴリでETHはTRXを下している。

 一方、前に報じたとおり、TRXとジャスティン・サン氏は継続中のスチーム(Steem)・ハイブ(Hive)騒動の渦中にもある。この問題はサン氏とETH共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏との対決にまで発展した。

 サン氏と彼が投資する交換所ポロニエックスは8日にライブストリーム配信を行うが、そこでサン氏が前に示唆していた新プロジェクトが発表されるかもしれない。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/trx-takes-the-lead-among-top-25-coins-on-tron-4-0-news-6764.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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