暗号資産VC経営者、DeFiの利用が今後24カ月で増加すると予想

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 DeFi(分散型金融)を支える技術基盤が改善され続けているため、その領域は中央集権化された融資および取引を行う金融領域のシェアを奪う可能性があると、暗号資産(仮想通貨)投資企業マルチコインキャピタルの共同経営者であるカイル・サマニ氏は言う。しかし、DeFiプロトコルが実現されるには大きな課題が残っている。

 彼は最近の論文で、DeFiプラットフォームの増加率は「ステップ関数で推移する」ことが今後24カ月で予想されると述べた。CeFi(中央集権型金融)に現実的に競合することができるレベルまでに基盤が改善されるとともに増加するという。

 現在のDeFi技術は、運用速度が遅いこと、利用可能なレバレッジ取引数が少ないことなどユーザーにとっていくつかの重要なカギとなる側面でCeFiに劣っていることは認めながらも、サマニ氏は大きな機会はあると明言している。

 「DeFiプロトコルが多くのユーザーやトレーダーにとって不便となる構造的な弱点に悩まされながらも、CeFiよりも上手く一定の隙間市場に対応している。また、その隙間市場の中には10億ドル価値の機会が潜んでいるかもしれない。」とサマニ氏は述べ、いわゆる無期限型先物契約をトレーダーに提供することがそれら機会の1つになりうると加える。

 「私は現代においては非保管式無期限型先物取引の需要が大きいと考えている。上記で強調している理由により、DeFiの無期限型先物契約がすぐにCeFiの同契約に代わるということはない。しかし、DeFi無期限型先物取引を提供するプラットフォームで取引を行う市場需要はかなり大きな割合を占めると考えている。」とサマニ氏は言う。

 さらに、DeFiが中央集権型の競合相手に勝る時期を見極める方法は、「価格発見機能が中央集権型領域から分散型領域へ移行したとき」であると彼は言う。

 しかし彼は論文で、DeFiが業界を奪う時代がもうすぐそこまで来ていると考える人々の目を覚ますような現実主義的論も多く記載している。

 「私は近い将来にDeFiプロトコルが従来のレバレッジのプロバイダーに勝ることができるとは考えていない。DeFiプロトコルが従来の大手プロバイダーが扱わない分野において一定の顧客にサービスを提供できるであろうが、その市場は市場全体のごく一部である。」とサマニ氏は説明する。

 彼によると、市場参加者の大多数はレバレッジのコストと利用可能範囲を最大限に利用することを望んでおり、DeFiプロトコルはこれら両局面においてCeFiに対抗しようと奮闘している。

 「これは現代のデータにおいて明らかである。」と暗号資産投資家でもあるサマニ氏は述べる。同時に現代の暗号資産エコシステムで生じるレバレッジにおいて、中央集権型金融から発生するものはかなりわずかであることを示すチャートを掲載している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/defi-usage-to-accelerate-in-next-24-months-investor-6754.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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