デジタルドルとデジタル人民元、多くの共通点

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 中国メディアアナリストは、デジタルドルプロジェクトと中国人民銀行(中央銀行)のデジタル人民元には多くの重要な類似点があると考えている。しかし、米国におけるプロジェクトの課題が解決される頃には、北京をリードするには手遅れであるかもしれないと彼らは話す。

 メディア52CBDCが発表した記事の中でアナリストは、中国人民銀行と同様、デジタルドルプロジェクトについてのホワイトペーパーでCBDC(中央銀行デジタル通貨)に二層構造の採用が提案されていることを明らかにした。

 中国人民銀行はデジタル人民元の技術内容に関して全く公表していないが、多くの中国レポーターは二層構造と二段階の供給システムを採用するという見解で一致している。

 デジタルドルのホワイトペーパーもまた、市中銀行を介してトークンを供給することになる二重構造の利用について言及している。中国人民銀行はおそらく最初は国有銀行を専属的に利用するだろうが、このシステムは中国のものとかなり類似している。

 したがって、FRB(米連邦準備制度理事会)と中国人民銀行が単独で発行し、その他銀行は両国において仲介機関として機能することになる。

 レポートで、デジタルドルプロジェクトでは、取引と預金に類似の(二重構造の)運用システムを採用することも提案されていると加える。これに関しても、米国と中国のプロジェクトの両者において、規制対象の金融仲介機関が現金取引と並行してデジタル通貨取引を処理する中、この体制の頂点には中央銀行が立つことになる。

 しかし、米国のホワイトペーパーでは、米国の修正第4条に抵触する恐れがある個人情報の問題を含む多くの問題点が未対処であるとレポートにある。

 中国人民銀行はすでにデジタル人民元の取引では利息が発生しないこと、銀行の既存の事業運営に影響はないことを明言している。筆者によると、デジタルドルにおいて利息関連の問題への対処は未だ行われていないという。

 さらに、米国のプロジェクトでは、デジタルドルがオフライン決済を支持するのかについても明確に規定されておらず、独自のウォレットや第3のソリューションの開発が予定されているのかも明かされていない。

 筆者は厳しい意見で締めくくる。

 「恐らくこれらすべての課題は改正後のホワイトペーパーで対処されているだろう。しかしその頃にはデジタル人民元はすでにローンチ段階にあるかもしれない」。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/proposed-digital-dollar-and-digital-yuan-have-a-lot-in-commo-6752.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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