イーサリアムベースのLIBOR代替指標、FRB議長の承認得る

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 FRB(米国連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長は、皆に適しているわけではないと強調しながらだが、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)に代わる「イーサリアム(ETH)ベースの」代替指標への支持を表明したようだ。LIBORとは、世界の主要銀行間で貸し借りをする際の平均金利である。

 このLIBORの代替指標には、許可型の「AFX(アメリカ金融取引所)によるイーサリアムのPoA(プルーフ・オブ・オーソリティー)採用ブロックチェーン」の形式が取り入れられる。AFXの電子取引プラットフォームを介して円滑化される、銀行のための取引をベースとする指標金利、AMERIBORである。

 トム・コットン上院議員の質疑への回答で、パウエル議長はAMERIBORを「IOSCO(証券監督者国際機構)における金融指標の原則を満たす統一化、明確化された市場に基づきAFXによって設定される参照レート」と説明した。しかし、パウエル議長は、「AFXを介し資金を供給する銀行や、AMERIBORが自身の資金調達コストを反映する可能性をもつその他類似機関にとって、AMERIBORは全く適切なレートであるが、多くの市場参加者にとっては適合しない可能性もある」と強調している。

 AFX会長兼CEO(最高経営責任者)であるリチャード・L・サンドール氏は6月1週目初め、どちらの場合においても、「パウエル議長のコットン上院議員の質疑への回答は、指標活用の選択の重要性を強め、お互いに補完し合うSOFR(担保付翌日物調達金利、またはLIBORに代わるもう1つの代替指標)とAMERIBORの発達へのカギとなる」と述べた。

 AFXは15年11月にローンチされ、同時にAMERIBORはシカゴ・オプション取引所子会社の協力で開発され、4年後に利用を開始した。当社によると、AFXとAMERIBOR指標の開始以降、価値にすると9700億ドル以上の処理が行われたという。

 サンドール氏は指標のローンチについて、「AFXの最初の大きなブロックチェーンイニシアチブであり、ブロックチェーンが電子取引と金融市場を変革する可能性を秘めていると考えられている。AFXはこの新たな技術の最前線に立ち続けることに全力を挙げている」と話す。

 当社によると、AFXのブロックチェーンはPoAのコンセンサスメカニズム(PoSに移行しているイーサリアムのPoWとは異なる)を利用しているため、一部はAFXの管理下に置かれることになるという。このメカニズムにより、AMERIBOR取引における各当事者に対しERC―721トークン基準に準拠し、取引と相手先に関する情報を記録する2つのNFT(非代替トークン)が作成される。トークンの発行と決済は自動的に行われる。

 最も保守的な米機関がブロックチェーン関連事項を承認するかもしれないというニュースは、クリプトバースを介してたちまち広まった。しかし意見はいつものように分かれる。ブロックチェーン全般と特にイーサリアムの両方にとって前進になると考えるものもいれば、AFXのイーサリアム使用量がどれくらいのものか疑問を持つものもいるはずだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ethereum-backed-libor-alternative-gets-a-nod-from-fed-chair-6731.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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